『TOKYO MER』涙の神回!鈴木亮平、死の覚悟から見えた“仲間への信頼”の変遷

TV 公開日:2021/08/29 34
この記事を
クリップ

そんな喜多見が最も信頼を置くメンバーが音羽(賀来賢人)かもしれない。音羽は第1話で現場に特攻しようとする喜多見を止めている。にもかかわらず、音羽は患者と喜多見を助けるため、自ら危険な現場に駆けつけてきた。MERにとっては敵ともいえるメンバーであることは喜多見も知っているはず。だが、どんな状況でも最終的には人の命を守ることを音羽は優先してきた。



決定的だったのが、第5話。火災の起こるエレベーター内で、患者を救うため音羽は「天沼先生(桂文珍)の救助は後回しにしてください。今すぐオペが必要です」と言い切った。官僚の音羽にとって政界の影の支配者ともいわれる天沼は絶対にさからってはけない存在。なのにさからったのだ。言ってみれば、喜多見に一番影響を受けたのが音羽であろう。


【関連】『TOKYO MER』賀来賢人の“神回”強い眼差しが物語る圧巻の演技力に鳥肌


しかし、今回の第8話で音羽は喜多見に激しく反発する。喜多見がテロ組織と関係があることを知った音羽は何も話してくれない喜多見に不信感を持ったからだ。しかし赤塚知事から「MERのため」と言われて止められれば、本当のことを話すわけにもいかない。そのせいで「今後私はあなたの命令に従わず、自分の判断で行動します。皆さんも喜多見チーフに命を預けていいのかどうか、もう一度考え直したほうがいい」と音羽から告げられてしまう。“仲間”であるはずの音羽から、こんなことを言われてしまえば、喜多見もショックだったはず。第4話では寝ている喜多見に“エアグータッチ”をした音羽である。音羽も喜多見に裏切られたと思ったのだろう。


その状況で雨が降りしきる中、屋外の非常用電源の復旧に向かった喜多見。発電機を直しながら、喜多見は“空白の1年”についてMERのメンバーにだけ本当のことを告白した。崖が崩れれば命はない。死を覚悟しての言葉だった。最期の言葉だからこそ、“仲間”であるMERのメンバーに本当のことを聞いて欲しかったのだろう。


「海外で医療活動していた時、銃撃を受けた一人の患者さんが運ばれてきました。エリオット・椿さんという日系人で、彼は国際テロ組織LP9のメンバーでした。しばらくして椿さんを探しに政府の人間がやってきました。俺はここにはいないと嘘をつきました。患者さんを守りたかったからです。その翌日、椿さんは病院を去りました。俺はテロリストを匿って逃した罪で逮捕されて、刑務所に投獄されました。涼香や元妻や、赤塚都知事の助けを受けてどうにか1年後に出所して、MERに来ました。だけど今も、テロ組織と繋がりがあるんじゃないかと疑われてます。世の中的には俺は前科者で、テロ組織の一員です。MERのために隠してました…って言いたいところですけど、自分のためですね。俺の過去がバレたら誰もついてきてくれないから、みんなに黙ってたんです。ホントにすみませんでした」。


2/4ページ

この記事の画像一覧 (全 54件)