『ただ離婚してないだけ』北山宏光の胸キュン台詞も虚しく…“メンタルやられる”怒涛の展開

TV 公開日:2021/08/23 15
この記事を
クリップ

寝室にきた正隆は学校をしばらく休むよう提案。そして「なぁ、雪映。俺たち新婚旅行いってないよな。落ち着いたら、行きたいな」。優しく語りかける正隆だが、どうしてその優しさを不倫する前に見せてあげなかったのか。そうすれば、こんなことには絶対になかっただろう。今さら、どんなに優しい言葉をかけても虚しく聞こえる。状況が違えば、胸キュンなセリフなはずなのに。そうして眠りについた正隆は夜中、雪映がベッドにいないことに気づく。リビングに行くと雪映が必死で床を掃除していた。萌が血を流して死んだ場所だ。「あの男が家に来るかもしれない。あの子を殺したことがあの男にバレたら…証拠、証拠が残っているかもしれない。キレイにしないと、キレイに」。完全にメンタルやられてる。「大丈夫、大丈夫だから」と優しく雪映を抱きしめる正隆。


翌日、正隆は「いってくる」と言って家を出た。目的は金融会社から金を借りること。編集部で土下座をしてまで原稿料の前借を頼む正隆だが、そこで実家の柿野製薬が贈収賄疑惑でスクープ記事になっていることを知る。まるで狙ったように正隆を襲う不幸の連鎖。


家で待つ雪映が思い出すのは、産婦人科で会った萌の姿だった。「誰の子かなんて分からない。あの子はそんな女。いつかこんな目にあうような女だった」と雪映は自分に言い聞かせる。そうして家を出た雪映が会いにきたのが、萌の弟、創甫(北川拓実)だった。というか、なんで雪映もわざわざ危険な場所に赴くかな。おそらく萌がどんな女だったのか確かめにきたに違いない。部屋に案内された創甫は「なんかうれしいっすよ。姉ちゃんのこと心配してくれる人がいて」。あれ、めちゃめちゃいいヤツじゃん、創甫。これまでヤンキーらしい言葉使いと行動しかしていなかった創甫だけど、実はいい人っぽい! 父親はおらず、母親は男狂いで、いつも冷たい目で見られていたと自分たちの境遇を明かす創甫は「姉ちゃんだけだったんすよね、味方って言えるのは」と。そして萌がスーツをプレゼントしてもらったとき、以前は素直になれなかったが「とにかく早く見つけて、俺も一緒にやり直したいなって思ってて。俺、大学行きたいっす。今度俺が姉ちゃん食わせて。今からでも行けるっすよね」。創甫は失踪した萌のことを心配して雪映が来たと思っている。だからこそ正直に今の気持ちを話したのだ。だが、善良な雪映は創甫の言葉が胸に突き刺さる。


罪悪感でいっぱいだ。さらに創甫の言葉が雪映に追い打ちをかける。「あいつ、堕ろさせられたんすよ。カキノって野郎に」。もう自分をごまかすことができない。


家へ帰った正隆がテレビをつけると、柿野製薬の贈収賄疑惑がニュースにもなっていた。そんなリビングの窓から白い影が。そして同時に響くドスンという重い音。「え!!?」「ええええええ」「びっくりした!」「原作読んでても予測がつかない」と視聴者騒然。雪映が飛び降りたのだ。思わず駆け寄る正隆。2人の未来に安楽な日々がくることを願わずにはいられない…でも、もう無理かもしれない…。


文:今 泉


2/3ページ

この記事の画像一覧 (全 5件)