『リコカツ』永山瑛太が頭コツンも…キスできないラストに「最高」の声

TV 公開日:2021/06/14 183
この記事を
クリップ

一方、紘一はといえば、母の薫(宮崎美子)に呼び出されて支配人に土下座をする父、正(酒向芳)の姿を目撃。


薫とやり直すため、旅館まで押しかけて雇われたものの支配人からクビを言い渡され、必死にクビの撤回を求める正。そんな正を見て、薫も何か思うことがあったようだ。晴れ晴れとした顔で薫は紘一に告げる。「未来を作りなさい、2人の未来を。至誠に悖るなかりしか(言葉や行動に過ちはなかったか)、自分の気持ちに正直に」。ここで緒原家家訓が出てくるところは、さすが長いこと正の妻をやっていただけはある。この言葉が紘一を動かしたことも間違いないだろう。離婚を決めたひとつの原因である緒原家家訓が、今度は2人を繋げるきっかけになっているのもにくい演出。


連に後押しされて紘一に「初めて2人でデートした場所に来て」というメッセージを送った咲。待ち合わせ場所である雷門で待つ咲だが、紘一が待っていたのはスカイツリー。ここまできて、すれ違うのが咲と紘一らしい。もちろん、気付いたのは咲である。慌ててスカイツリーに向かって走る咲は、スカイツリーを見上げて待つ紘一を発見する。と、言ってもすぐに抱きついたりはしない。まずはひと悶着。携帯の充電が切れ、連絡のできなかった紘一に「タイミング悪い」という咲。それじゃぁ、雷門の前でもう一度待ち合わせしようという紘一がエスカレーターで降りていくと、思いつめた表情をした咲は「私だって!」と言いかけ、エレベーターで降りる紘一を階段で追いかけながら「私だって、あなたに何かあったらと思うと耐えられない!」と叫ぶ。


「私は、やっぱり紘一さんが好き!どうしようもなく、あなたが好き!紘一さんと一緒にいたい!」


やっと言えた、やっと本当の気持ちを伝えることができた。しかも、これ、第1話で紘一が咲にプロポーズしたときと、まったく同じシチュエーション。完全にこのシーンを想定してのプロポーズシーンだったことが分かる。めちゃくちゃいい演出だ。しかも、そんな咲の告白に信じられないような顔をする紘一がまたたまらない。胸キュン過ぎる。この直後、さらにキュン死確定のシーンが待っていた。



「自分も、君のことを忘れようと思った。何度も何度も忘れようとした。だが、できなかった。自分はどうしようもなくキミのことが好きだ」。とてもうれしそうな咲に、笑顔を浮かべる紘一。咲を思いっきり抱きしめた紘一は、あらためて咲の顔を見つめると、両手で咲の頭をがっちりとつかみ、頭同士をコツンとさせる。咲も手を重ね、サイズの違う二人の重ねた手に妙にドキドキ。「自分は変わる。キミとやり直すために」。まるで自分に言い聞かせているような紘一の言葉。そして2人は手を握り、顔を近づけ、咲も目をつぶり、キス…かと思いきや、再び咲を抱きしめる紘一。


「キスしねぇのかよ!」という声が全国から聞こえてきそうである。咲を抱きしめながら、自分の不甲斐なさ?後悔?に紘一は鬼の形相(笑)。かたや咲は飛び切りの笑顔。まるで「仕方ないなぁ」と子供をあやすときのような慈愛を込めた表情を見せてエンディングを迎えた。


おそらくだが紘一と会う前なら、咲の結婚相手は貴也であり、もし連とも出会っていたら、連だったかもしれない。誰でもいいわけではないが、お互いの価値観が合い、自分を幸せにしてくれる相手と結婚したであろう。だが、紘一と出会ったことで、咲は自分で一番好きな相手を決めたのだ。恋愛と結婚は別、と言われているが、やはり結婚する相手は好きな人を選びたい、そう感じさせる結末である…いや、あと1回あった。結末がどうなるのか、ここまでくれば幸せな結婚生活を見せてくれるはず、とニヤニヤ来週の2人を妄想しながら最終回を待ちたい。


2/3ページ

この記事の画像一覧 (全 10件)