『リコカツ』永山瑛太の口調に異変も… “手”から溢れる想いに「悲しすぎる」の声

TV 公開日:2021/05/24 193
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金曜ドラマ『リコカツ』(TBS系金曜よる10時~)の第6話が放送された。今回は判を押した離婚届を役所に出すまでの咲(北川景子)と紘一(永山瑛太)の切ない心情が繊細に、そして丁寧に描かれている。SNSでも「紘一の言葉が心に響いた」「神回だった」「コメディと胸キュンのバランス神」「悲しすぎる」「涙が止まらなかった」などの声が寄せられている。



結局、2人はなぜ離婚にいたったのか? と今さらながらに思ってしまう。お互いの両親が離婚したときも「紘一さんがいてくれて良かった」と笑顔を取り戻した咲に「自分もキミがいてくれて良かった」と不器用な笑顔を浮かべている。どう見てもこれから別れる夫婦の会話ではない。新婚ほやほやのキュンキュンシーン。だが、咲は編集の仕事を辞めて専業主婦になる気はない。紘一も自衛隊のメディックという仕事に誇りを持っているので異動は出来ない。つまり、お互いのことが好きなのに、仕事のため別れる道を選んだのである。この作品のすごいところは使い古された「私と仕事、どちらを選ぶの?」なんて陳腐なセリフをまったく使ってないことだ。特に頑固で価値観の古い紘一なら使ってしまいそうなセリフ。だが、優しい紘一は、こんな相手を顧みない言葉は決して口に出さない。だからこそ咲も本気で好きになってしまったのだろう。そんな咲の気持ちが痛いほど伝わってくるのが、今回の第6話である。



咲と紘一が雨宿りしているシーンは2人の思いが伝わり、見入った人も多かったのではなかろうか。雨の音が響く中、両親の離婚にショックを受けた咲が紘一の肩にそぉっと頭を寄せると、咲を見てどうすればいいか分からず、頭を咲の頭に寄せてコツン。ちょっと初々しさまで感じられて、めちゃくちゃいいシーンである。そして晴れた空にかかった虹を見上げながら「なんか指輪みたいじゃない?」と咲が言って手を重ね合わせる2人。手がクローズアップされると、2人の指にはまったリングが、余計に切なさを誘う。



また離婚前の最後の晩餐。


小説家の連(白洲迅)が咲の料理を食べてしまったため、「焼き魚が食べたい」と紘一はリクエスト。「毎回焼き具合が違っていて、食べる前は緊張する」と言いつつも「いつの間にか、この焼き魚がうちの味になっていた」という紘一。この“うち”という言葉は夫婦にしか使わない表現。離婚という道を2人で選んだのに、2人の思いがあふれまくっているシーンである。


そして離婚をしても家を売ることはしないと言い始める紘一。「この家に入ったとき、ホントは感動した」と打ち明けた紘一は「君にプロポーズをして、結婚式で君を幸せにすると誓った。だが、それができなかった。すまない…すみません…ごめんなさい」と謝る紘一に咲は涙を流す。「自分は思いを言語化するのに時間がかかる」と言いながら、紘一も必死に涙をこらえる。そんな紘一が離婚届を出すため、家を出て行った。本当は離婚したくない、紘一とずっと一緒にいたい、そんな思いを止めることができず、家を出て走って紘一を追いかけ始める咲。もちろん、バックにかかるのは米津玄師の「Pale Blue」初のフルバージョン。しかし、紘一に追いつくと、無情にも紘一は離婚届を出した後だった。「もう、キミの夫ではない」と紘一はロボットのような無感情の口調で咲に語りかける。おそらく自分の感情を隠した結果であろう。


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