まずは現場に入る前。
――共演者のことを考えながらシミュレーションされるんですか?
「家の中で廊下を歩きながら、頭の中で想像してセリフを言いながら覚えていました。」
――現場でそのシミュレーションと違うことが起こったりもするんですよね?
「そうなんです。引き出しをバンバン開けていくしかないので、そこからどう対応できるかっていうのが、役者をやらせて頂いている上ですごく大切なことだと思うので、ちゃんと対応できるように頑張ってます。」
――いろんなパターンを考えていくんですか?
「そうですね。監督さんにここは違うって言われたとき、どうやればいいかっていうのを自分で持っとかないといけないんで。そういうときに引き出しからすっと出せるように、パターンを増やしていっています。」
――「何考えてんだ?こいつ」と思ったキャラクターを自分に落とし込むために、どういうふうに持っていくんですか?
「想像ですね。もし親がいなくなったら…とか自分のことに置き換えて、“もしこういうことが起きたら、自分だったらこうするな”っていうのを考えます。」
――演技として“こういうふうにしたい”というのを共演相手から感じたりするんですか?
「例えば僕が怒鳴るお芝居をするときに、相手をガッと引き寄せて怒鳴ったら、相手も『ウッ』っとなって、(セリフが)出やすくなるじゃないですか。(ただ単に)怒鳴るよりも、引き寄せた方が相手も自然に「やめろっ!」って出やすくなると思うんです。それを自分たちが演じていくうえで、どうやって出していくかっていうのを考えたりしますね。」
身振り手振りを交えながら、こちらにわかるように丁寧に説明してくれた宮世は、とても生き生きとして見えた。そしてこう続けた。
「それもあって、そのシーンの目的とかを最初に考えちゃうんです。撮影が始まる前に、シーンの目的をいっぱい考えて、自分がどうしたいか、“青山に復讐したい”、“青山にこんなことがしたい”、“なんであいつこんなことしてくれなかったんだよ”みたいなことを頭の中で無限ループさせて、(カメラが回って)“パッ”(切り替わる瞬間)で撮影が始まりますね。だからもう、本当にぼっちゃんになってるって感じでやってます。」
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