中村倫也主演『珈琲いかがでしょう』衝撃のダーク展開に見える光、引き込まれる目

TV 公開日:2021/05/10 53
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いつも飲んでいる泥みてぇな味の珈琲も、たこが淹れてくれた美味しい珈琲も、どちらも珈琲。“汚いホームレス”がとびきりうまい珈琲を淹れて飲んでいる。「どうせなら小粋にポップに生きたいから」と。“生き甲斐のない、底辺の生活”であっても工夫すれば飲むことができる珈琲。青山の過去がダークであればあるほど、たこの淹れた美味しい珈琲を飲めることが、より多くの人々の救いになるように感じられる。



「俺がバカだからなのかなぁ…」


珈琲でぺいの世界は変わらなかった。珈琲に魅せられ、突然自分のいるヤクザの世界からいなくなった青山に“置き去り”にされたと感じた。それでも、イチゴ飴をいつも舐めながら、大好きなアニキを追ってきた。そんなぺいが自分の身を呈して青山に渡したメモの中身とは…?


青山を脅しているようで、切実さや青山への愛情がこぼれるぺい。脆さも優しさも悔しさも一瞬にして目に宿る。これまで怪しさ満点で怖さも見せつつ、どこかで「いいやつなのでは?」と信じたくなる雰囲気も感じずにはいられなかった。チンピラとしてのガラの悪さとアニキを慕うぺいの素直さを磯村勇斗が見事に内包していた。


そして珈琲をきっかけに、死んだような目に少しずつ光をともしていく青山。


殴っている相手がもはや人間だと思っていないのでは…と思わせる血の通っていない目をした青山から、涙を奥にためて過去を垣根(夏帆)に話す人間味のある青山まで。振り切ったところだけでなく、その間も何層にも分けられた目の色や背中の違いは、中村倫也の真骨頂だ。


濃厚なストーリーと俳優陣の演技に圧倒されながら迎える第6話。青山が移動珈琲店で各地をまわる真の目的とは?花菱(渡辺大)が電話の着信で恐れていた「3代目」(宮世琉弥)もいよいよ登場するようだ。



気になる第6話は…(以下、第6話あらすじ ※読みたくない方はご注意ください)


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