横浜流星に胸キュンするのは必然?ドラマ『着飾る恋』に流れる“時間”

TV 公開日:2021/05/11 33
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1話でネイルをやめ、2話でヒールの靴を脱ぎ、3話で着飾っていた服を(ハプニングだが)失くした主人公。

「まだ3話なのが信じられない…」「展開早くて後半どうなるんだろう」。先週の第3話ではそんな声も上がった火曜ドラマ『着飾る恋には理由があって』(TBS系)。その第3話で、「いつもいいところでかかる」「この歌かかったらもう全員恋に落ちてしまう」と大反響の星野源による主題歌『不思議』は、ドラマの終盤たっぷりフルコーラスで途切れることなく流れた。「人の手繋ぎ見てこんなにキュンキュンしたことない」「思ってたより、きゅんきゅんする」と話題の真柴(川口春奈)と駿(横浜流星)の手つなぎシーン。第4話を前に、あえて主題歌を起点にキュンキュンする理由を考えながら、ドラマの魅力を探ってみた。



急に二人きりになった真柴(川口春奈)と駿(横浜流星)。キャンプの火を囲んで、お互いの存在を感じながら、沈黙に言い訳するようにキャンプ飯に舌鼓を打ち、お酒を飲む。BGMはなし。パチパチと火の燃える音が響く。間を埋めるように真柴が携帯を取り出すと、駿はすぐに真柴の手を取り携帯を奪って遠ざけた。「ちょっ、なにこれ…」手はつないだまま。振りほどこうとしても離さない。「デジタルデトックス」。「ですね。わかりやした」。魚を食べると言えば口に運んでくれる。パクっ。無邪気にグイグイくる駿の行動をなんだかんだ受け入れる真柴。


「最近変な夢見るんだよね。真柴さんが出てくる夢」

ポッと表情が変化する真柴。夢の話はドラマの冒頭から種がまかれている。「夢って、自分の中の無意識があらわれる」と。
主題歌とともに、ゆっくりと時間をかけて告白のような会話が始まる。これまで主題歌が流れたのは、第1話は駿の分けてくれたカレーを食べて「おいしい…おいしい…」と涙する場面、第2話は「(SNSは)好きでやってたんだ」と気づく場面。どちらも真柴の素直な気持ちが表れる場面。


「じゃあ…もしかして私のこと好きなのかもね~」
「どうかな~ちょっと待って、考える」
「・・・」
「あー…そうだね。たぶん好きだね。」
「……たぶんなんて言われても」
「じゃーただの好きー!」


“IらぶYAMANASHI”Tシャツを着たデジタルデトックス中の真柴は、主題歌の流れるなか、きっと素直な気持ちでこの会話をしているはずだ。


メインキャスト4人によるYouTubeで配信されている4話見どころトークで、羽瀬を演じる中村アンから横浜流星に「(駿は真柴と)付き合ってんの?」と直球質問が飛んだ。その時、横浜は「一番楽しい時期」と答えている。そう、付き合っているのか付き合っていないのか曖昧な時期は、一番楽しくてドキドキする時期かもしれない。それを、横浜流星のキラキラした目で「たぶん好きだね」なんて、そんなのキュンキュンするに決まっている。川口春奈のドキドキする表情も、照れ隠しのように目線をそらすところも妙にリアル。二人ともいい表情をする。


“全力で「好きだ!」「!」ハグ!”そんなドラマチックな告白とは違い、ゆったりした時間のなかでお酒を飲みながら、話したり、話さなかったり。時折お互い目を合わせながら、目をそらしながら。画面を観てのキュンキュンだけでなく、記憶や想像と照らし合わせてもキュンキュンしてしまう時間がたっぷりと取られた。



そんな時間は、主題歌とともに続いていく。手をつないだまま言い合う二人からカメラは引き、まだまだこの語らいは続いていくのだろうと間奏に入る。その間、10年頑張ってきた絵の受賞はならなかった羽瀬(中村アン)が、「みんなと楽しく飲んでいるから案外平気」だと香子(夏川結衣)に電話で話す。香子からは陽人(丸山隆平)が自分を気づかってキャンプを計画したのだと聞かされる。陽人は羽瀬が迷っていた二本のワインをさりげなく両方買い、羽瀬はきっとその両方に「ありがとう」とお礼を言った。真柴と駿の二人にカメラが戻ったとき、まだ二人はドキドキする時間の中だった。


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