『珈琲いかがでしょう』中村倫也が見せる多面性、癒しだけじゃない味わい深さ

TV 公開日:2021/04/12 48
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「“死にたくなるようなドラマティックなツラいことがないっていうのがツラいっていう、クソなめた理由」で死にたがる美咲を、青山は“冒険”へ連れ出した。といっても、近所のカレー店。無難な中辛でなく激辛をチョイス。カフェオレにガラムマサラを一振りするだけで、まるで変わるカフェオレの味。「どうぞ」と女の子がプレゼントしたピンク色の折り紙の花。ベージュ一色のカフェオレ女に「生きてるっていいかも」と彩りが与えられた。


途中、「もう死にたい…」という美咲の言葉に静かに反応し、「どうかしました?」といつもの穏やかな調子で言うまでには、何か思うところがあるような奥行きも。美咲の話を聞きながら「心を閉ざして、何も感じないようにしてる方が楽なことってありますよね」と話す青山の過去にはやはり何かありそうな含み。青山の過去を知るカレー屋の店主と会話するときには、少し冷めたような目でどこか危険な香りも。こういう何か陰を背負っている人物は、中村倫也にもってこいの役どころだろう。「皮肉なもんだな、明日死ぬかもしれないやつ、目の前にして」「長く一か所にいるとやばいぞ」という店主の言葉。曇る表情の理由は…?「そして、飴をかじりながら「へへへ…」と不気味に笑う謎の男(磯村勇斗)の存在も気がかりだ。


初回放送直前のスペシャル生配信で、中村が「相対する人によって微妙に青山の喋り方が違う」「相手に寄り添って引き出してっていうことをやる役だったので、そうなったんだろうなと思う」と話していたが、さっそく一杯目と二杯目でその違いが出ていたように思う。事前のインタビューでも、「種類が違う物語があって、それに適した青山の言葉だったりね、適した見え方だったりっていうのがあって、それがどれも違う」と話していた。そうなると、第2話以降も多数登場するゲストに対してどんな青山が見られるのか、ますます楽しみになってくる。おまけに、Paraviで配信されているオリジナルストーリー『珈琲”もう一杯”いかがでしょう』では、カレー屋での続きのやりとりや、さらなる美咲の大冒険も。美咲と青山が頭を下げ合う微笑ましい場面や、青山が急にたじろぐ可愛らしい一面まで。本編にはない表情がさらに出てくるのだから楽しみは尽きない。

【中村倫也インタビューはこちら】言葉から香る優しさと信念


あっという間の初回の1時間で、全体を流れる癒しの空気のなかに、さまざまな表情を見せたドラマ『珈琲いかがでしょう』。第2話は「キラキラ珈琲」「だめになった珈琲」の二編。


ゲストには山田杏奈と臼田あさ美が登場する。ストーリー展開とともに、ホスト的立場である中村が山田、臼田と対峙することによってどんな反応を起こし、どんな表情を見せるのか大注目だ。

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