碧と空が実の母娘ではない、とわかった時、精神的に不安定になった空。そんな時、光が空に「いつでも電話くれてもいいから。3コールで出る 」と約束。それ以来、空は光を“なんでも相談できる友達”として頻繁に電話をかけるようになる。
実の父親である一ノ瀬風雅(豊川悦司)の居場所がわかった時も、空は“ボーイフレンド”の渉ではなく、なにかと光を頼りにする。光の気持ちに全く気付いていない空は、電話口で「渉(東)先生にヤキモチ妬かれたみたい、そういうのと違うのにね」「入野、腰の位置が高い彼女がいるもんね。心ちゃん?」とウキウキの様子で電話をする。光はヤキモチを妬かれたということを聞き、ソワソワした様子をみせながらも、口調にはその素振りを一切出さず「今日も心ちゃんとラブラブだから!」と嘘をつくのであった。
空は光の「心ちゃんという彼女がいる」「光はその子とラブラブ」という嘘を真に受け、光の本心には全く気付かない様子。恋愛経験がないことを自覚する空だからこそ、光がまさか自分のことを好きだと夢にも思っておらず、あくまで良き友人として接している。端から見ると、空は光に他の誰よりも本音を話しているし、距離も近く感じるのに…その2人の感情のずれがもどかしく、だからこそいい関係でいれるのか…と複雑な気持ちにされられてしまう。
また別の日。空は碧(菅野)と一ノ瀬(豊川)に会いに行くのだが、その裏で光は渉から呼び出され、「空ちゃん諦めませんから」と恋の宣戦布告をされる。光は「空とはなんでもないっすよ」と流そうとするが、渉は引き下がらない。そんな渉に「僕に宣戦布告って意味不明。彼女のことが好きなら彼女に言えばいいでしょ」と言い返す。しかし、そこで空と渉が手を繋いだことがある、ということを聞き驚くのであった…。