──それぞれが演じた役柄の魅力はどんなところにあると思いますか。
安倍:真白は、実家の銭湯を受け継いでいくという意志もあって、すごく良い子。ちょっと天然な部分もあるけど、温泉に入ったら力を増していくというところも真白の魅力だと思います。演じる際には、そのギャップを出すために睨みを利かせようと、鏡で練習しました。
──安倍さんの演技を奥山さんはどう感じましたか?
奥山:すごく苦戦しているのが伝わってきましたし、演技の切り替え具合は二つの役をやっているようなものなので、その頑張りは応援したくなりましたね。
──奥山さんはチー子の魅力をなんだと思いますか?
奥山:麻雀をスマートにできる子なので、演じていて、自分も麻雀がうまいかのような錯覚に陥りました(笑)。私とチー子は似ていますが、チー子のように何手先も考えて麻雀を打てる頭脳は私にはないので、格好良いなと思いました。
──作品を通して注目してほしいシーンはどこでしょうか。
安倍:私は、真白が温泉に入って豹変するところですね。「火照ってきたー!」と言う場面での眼力とか、その後の豹変ぶりを楽しんでもらいたいです。チー子との関係性にも注目してほしいですね。
奥山:麻雀のシーンで、その時の役の心理描写によってみなさんの打ち方が違うのを見てほしいです。表情とか言動だけじゃなく、雀卓で心理がわかるというのは麻雀の面白さだなと思いました。
──今回は、東映さんの映像ブランド「Xstream46」による46分尺での配信となります。作品の出来栄えはどう感じましたか。
安倍:めちゃめちゃ頑張ったんですよ。過密スケジュールで朝から晩までずっとやっていたから、見事に46分に収まっていて、編集の方はすごいなと思いました(笑)。
奥山:見やすいうえに見応えがすごくありました。絶妙なところを攻めてると思います。サクサク進みながらも、充実感があって、今までにない感覚でした。