「この際、二人仲良く地獄行きといきましょうよ」
こう言い放つ高橋一生。今までと違う、確実に。
正義感は強いが、慌てん坊で空回りの刑事・望月彩子(綾瀬はるか)と、頭脳明晰だがサイコパスでシリアルキラーの経営者・日高陽斗 (高橋一生)の魂が入れ替わってしまう、日曜劇場『天国と地獄~サイコな2人~』 。
※以下第4話ネタバレあり
※<>は入れ替わった後の人物名
高橋一生演じる日高<彩子>の中に“第3の人格”が生まれた…そんな4話だった。そもそも、高橋は自身の演技の根本に「見ている人の心が加味されることで味付けが全く変わってしまうようなものをいつもやっていたい」 という思いがあるということは以前の記事にて書いた。
【以前の記事はコチラ】『天国と地獄』高橋一生の“余白”に引き込まれる「知りたいからよ…」
その対談インタビューでは、さらに次のようなことも語っていた。「例えば、僕と中村さん(対談相手)が、魂が入れ替わるとするじゃないですか、(中略)僕の魂が入った中村さんの肉体は、3番目の人格になっちゃうと思うんですよ」「中村さんっていう入れものに入っている僕っていうものが中村さんの体を運転するわけで、そうすると3番目の人格に、きっとなってしまうんじゃないかなと思っていて…」。