『天国と地獄』高橋一生「なんでこんなことに…」の言葉がこだまするラスト5分の裏切り

TV 公開日:2021/01/19 82
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そしてラスト5分に戻る。

「なんで…なんでこんなことなってんの」

「私は困りませんよ。むしろこうなってラッキーですね」


自首させようと、日高を追い詰めた彩子だったが、歩道橋で押し問答の末、階段から転落し2人とも意識を失ってしまったのだ。満月が光輝く下で――。


病院で目覚めた2人は入れ替わっていた。


「あなたがやったってことよね?あなただって殺人犯になりたくないんじゃない?私が捕まったらあんたが捕まったことになる。そうなったらあんたは終わり。あんたの会社も親の会社も地位も名誉も全部終わり…」恐怖と混乱で“正義正論”どころじゃない彩子を、高橋一生は音程ひとつ、表情ひとつはずさない。


「小賢しいんだよいちいち!!!」


「あなたが覚えておかなきゃいけないのは圧倒的な強者は私だということです」

「あなたをこのまま連続殺人犯とするもしないも、もう私の気持ち一つなんですよ」

ニヤリと笑うが瞳は冷たい。綾瀬はるかもまた日高そのもだ。


このしびれる演技対決には「表情の変化だけで中身の入れ替わりを表せるのは一流の役者の証」「この2人のキャスティングは大優勝」「髙橋一生が女の子、起きた瞬間から綾瀬はるか」と視聴者もここ一番の盛り上がり。




話を戻そう。

“どうしてこんなことになっているんだろう…”

明快なキャラクターにテンポの良いストーリー。善が悪を打ち負かす、痛快な刑事ドラマを観ていたはずだ。


しかしこの見事な形勢逆転劇を前に、違和感が疑問に代わる。

今まで、見ていた彩子は本当の“正義”で、日高は本当の“悪”なのか…?


彩子と日高をスイッチさせることで、こちらが抱いていた「固定概念」をいとも簡単に壊してきた脚本家森下佳子。いよいよ幕が開けた『天国と地獄』。初回の衝動をどう回収していくのか。そして、彩子の夢の正体は?最初と最後に映し出された少年は一体誰なのか?私たちがこれから目にするのは果たして天国か地獄か…今後の“裏切り”も楽しみだ。


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日曜劇場『天国と地獄  ~サイコな2人~』
毎週日曜よる9:00~9:54

(C)TBS

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※本記事は掲載時点の情報です。

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