ドワンゴジェイピーnewsサービス終了のお知らせ

山田裕貴の“倫理”授業を受ける生徒役11人が決定

TV 公開日:2020/12/15 1
この記事を
クリップ

NHK総合テレビで来年1月16日(土)よる11時30分から放送開始される、よるドラ『ここは今から倫理です。』メインビジュアルと、生徒役11人が発表された。




このドラマで扱われる問題は、“いま”日本社会で現実に起きていることであり、課題となっていることだ。その生々しさを表現するため、写真家の中村力也が、山田裕貴演じる倫理教師・高柳の姿を自然光の中フィルムカメラで撮影。

今回発表された高柳の倫理の選択授業を受ける11人の生徒たちは、それぞれの生徒が主役であるという思いで、実際の高校生世代を中心に何度もオーディションを行って決定した。11人の生徒たちがドラマを通してどう成長していくかも注目だ。


▼脚本のことば 高羽彩
小4の頃、宇宙の外には何があるんだろうと考えて眠れなくなったことがありました。そのとき一応、自分なりの答えは見つけたものの、親に話しても友達に話しても私が期待していたようなリアクションは返ってこず(スゴい大発見だね!!的なリアクションを期待してたのに)ひどく落胆したのを覚えています。あれから私は哲学的な問いから目を逸らし続けてきました。必死になって考えたところで、どうせ「正解!」とマルをつけてもらうことはできないんだから、と拗ねたような気持ちで。それなのに本屋で平積みにされた『ここは今から倫理です。』の前で、自然に足が止まりました。タイトルが目から飛びこんできて、脳の隅で小4の私が「これ絶対好きだよ!」と囁きました。読んでみたら、好きでした。常に「正解」を求められることに慣れすぎた私たちは、「正解」に価値があるんだと思いすぎています。けれどこの作品は、「考えることそのものに人間としての価値がある」ということを「学園ドラマ」という優しい形で思い出させてくれます。好きな作品のドラマ化に自ら関われる幸運に感謝しています。正解の無さ、に疲れた人たちに、この作品が届いてくれることを願っています。

▼演出のことば 渡辺哲
高羽彩さんの作品は、常に話が面白く、そして考えさせられる…物語に期待することは煎じ詰めればその二つなのだと見る度に思わされます。高羽さんと「哲学をテーマにした目の離せない物語だ!」と、雨瀬シオリさんの漫画で盛り上がったのは2年前。それからタイトルにある「今」が変わっていく中、高羽さんは「考えること」「対話すること」を鮮やかに面白い物語に仕上げてくれました。その脚本を基に、キャストとスタッフも現場で「対話」を重ねています。主役の山田裕貴さんも、普段話すテンションからは想像しがたいですが、会うほどに「高柳」な人。なんだかみんなで楽しく哲学しています。1話29分、青春エンターテイメントです。

▼制作統括のことば 尾崎裕和
企画当初は、この社会に「倫理」を問うドラマだと思っていました。でも違いました、問われているのはドラマを作っている私たちでした。雨瀬シオリさんの『ここは今から倫理です。』という原作が投げかける倫理的な問いは鮮やかで…深く重い。脚本の高羽彩さん、主演の山田裕貴さんをはじめとするキャスト、スタッフみんなで考え続けています。放送が出る最後の瞬間まで、多分放送が終わってからも私たちは考え続けると思います。考え続けることだけが唯一の「倫理」だと信じて。

■『ここは今から倫理です。』
【放送予定】2021年1月16日(土)から3月6日(土)[全8回]
NHK総合 毎週土曜よる11時30分から11時59分
【出演】
山田裕貴 茅島みずき 池田優斗 渡邉蒼 池田朱那 川野快晴 浦上晟周 吉柳咲良 板垣 李光人 犬飼直紀 杉田雷麟 中田青渚田村健太郎 梅舟惟永 異儀田夏葉 藤松祥子 川島潤哉 三上市朗 / 陽月華 山科圭太 木村花代 古屋隆太 成河
【原作】
雨瀬シオリ『ここは今から倫理です。』
(C)NHK




※本記事は掲載時点の情報です。

この記事の画像一覧 (全 12件)

KEYWORD

注目のキーワード

TREND

トレンド

PRESENT

読者プレゼント