中村倫也に翻弄される…『恋あた』で威力抜群の“罪な”曖昧さ

TV 公開日:2020/11/17 65
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曖昧さは罪。でも曖昧だから面白い。

火曜ドラマ『この恋あたためますか』(TBS、通称:恋あた)の四角関係が、どんどんこじれていく。主人公の21歳・井上樹木(森七菜)と、コンビニチェーンの社長・浅羽拓実(中村倫也)がスイーツ開発を手掛ける中で次第に惹かれ合うという年の差ラブストーリー…のはずだが、2人の恋があたたまるどころか、別の恋がどんどんあたたまっている模様。樹木の相棒的存在でパティシエの新谷誠(仲野太賀)、スイーツ課所属で浅羽の元恋人・北川里保(石橋静河)という二人を加えた四角関係は、先が読めず視聴者から「ややこしくなってきた」「どうなっていくんだ?」という声も。そんななか、今のところ最も感情が読みづらいのが、中村倫也演じる浅羽社長。本作は原作のないオリジナル作品だが、今後この読みづらさが、ストーリー展開の肝になる気がしてならない。



先週の第4話で視聴者を驚かせたのは、“まこっちゃん”こと新谷誠(仲野太賀)だった。


新谷はいつも不憫で良い人キャラ。いいところはいつも目の前で浅羽に持っていかれてしまう。そんな新谷が、本気モードで樹木に突然のキス。しかも「おやすみ」とだけ言って去るという「え…? by樹木」な展開。視聴者からは「かっこよすぎ」「当て馬だけど実ってほしい」という新谷推しの声も多数聞かれた。第5話には「好きだよ、樹木ちゃんのこと」というセリフもあり、この恋の矢印は太い。


樹木(森七菜)は自分のことを「必要」だと言ってくれた浅羽に恋心を抱くも、里保が元カノと知り、「私なんかが社長と釣り合うわけない」「関係が崩れるくらいなら、今のままの方がいい」と恋を諦める決意をする。


スマホに保存していた浅羽との写真を消去して号泣する姿には、「こんなに好きになってたんだ」「応援したくなってきた」と反響が。樹木の想いの強さが感じられる場面であるが、浅羽との距離は遠ざかっているように思われる。


第3話で浅羽にハグされたことで里保(石橋静河)の気持ちにも変化があったようだ。

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それまでは「もう何も感じない」と言っていたが、第4話では「はじめの一歩だけ、まず歩み寄ってみようって」と、浅羽へ気持ちを向け始めたことを新谷に明かしている。浅羽の手を握ろうと、自分の荷物を逆の手に持ち替えたものの、タイミングを逸するというシーンも描かれた。


問題は浅羽(中村倫也)。新谷から「(レストランの予約)譲ってやるから二人で行ってこい!いつまでも振り回してないで、ちゃんと気持ち伝えろ」と言われ、誘ったのは里保ではなく樹木。「君ならいい勉強になると思って」「お祝いだ、シュークリームがヒットした。今までさんざん君のこと振り回してきたからな」と樹木を喜ばせる。天然なのか、策士なのか。はしゃぐ樹木に「静かに」とやさしく注意しながら、ふとキラースマイルを見せる社長。この顔は里保には見せない顔だ。「いいな、もの作りは」と、社長としての愚痴ももらす。「ダメな自分がずっと空回りしてる感じ」と悩みを打ち明ける樹木に向ける「ん~?」といういぶかしげな表情も里保に対するものと違う。

一方、里保が樹木の才能を羨み「素直に意見きけなかった。ダメなヤツだよね」と漏らすと、浅羽は「良いはそこで終わりだけど、ダメにはまだ先がある。まだまだ伸びるってことだ。」とさらっと名言で元気づける。リンゴ農園では、里保に林檎を穫ってあげて「かじって」とドSパワーワード炸裂。余裕がありそうに見えるが、食事に行くのが里保と二人きりとなり「じゃあぃ…いくか」と少し動揺した様子を見せたり、樹木に「(里保と)お似合いだね」と言われ、「え?…」と急に声色が変わったり。「どうだかな」と返すまでには、いくつもの感情が通り過ぎたように見えた。


そんな浅羽が第5話予告では、笑顔で里保を抱きしめるシーンや仲睦まじく団子を食べる姿も映されている。「ききちゃんを好きになる未来が今のとこ全く見えない」と視聴者から心配の声も上がっているが…。


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