中村倫也 予想外のハグも「いい女すぎて…」 切なさ生む『恋あた』の魅力

TV 公開日:2020/11/09 96
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誰かがうまくいけば、誰かが悲しい思いもする。でもどちらも愛おしい。
先週第3話が放送された火曜ドラマ『この恋あたためますか』(TBS、通称:恋あた)は、視聴者の心をキュンキュンさせながらかき乱していった。


本作は、原作のないオリジナル作品。主人公の21歳・コンビニアルバイトの井上樹木(森七菜)は、コンビニチェーンの社長・浅羽拓実(中村倫也)との出会いをきっかけに、スイーツ開発を手掛けることに。その中で次第に惹かれ合うという年の差ラブストーリー。樹木とともにスイーツ開発を行うパティシエ新谷誠(仲野太賀)は樹木の相棒的存在。スイーツ課に所属する北川里保(石橋静河)は浅羽の元恋人。この4人が四角関係になる…ということは、話が進むにつれ樹木(森七菜)と浅羽社長(中村倫也)が距離を縮めていく、そう考えるのが自然だが、第3話でキュンキュンさせたのは浅羽社長(中村倫也)と北川里保(石橋静河)。視聴者から、「なんなんだ!この展開は!!」と驚きの声が上がる一方で、「北川さんがいい女すぎて…」「報われてほしい」「みんなを全力で応援してしまう」などと共感や応援の声も多い。そう思わせるところにドラマ『恋あた』の魅力がありそうだ。



第2話で樹木(森七菜)と里保(石橋静河)はそれぞれが開発したシュークリームで対決。里保の企画したシュークリームに満場一致で軍配が上がった。樹木は敗れたものの、浅羽社長の計らいでスイーツ課の社員として働くことに。樹木は、勝負で負けた相手のシュークリームの商品化を目指して配送テストの手伝いを行う。


関係がぎくしゃくするかと思えばそうでもない。


「私と一緒に働くの、嫌じゃない?」そう尋ねる里保に、「いや、えと…気まずい…かったです」と素直に打ち明ける樹木。この樹木の正直さが、里保のシュークリームが「美味しかった」という言葉の信ぴょう性を持たせる。里保の方も樹木に対し「正直ちょっと嫉妬した」と明かす。スイーツ課で今まで4年間、何度企画を出してもダメだった里保は、「あとからいきなり来た井上さんに企画持ってかれたら悔しい」と素直な気持ちを話すのだ。


里保のシュークリームは、トラックで運ばれお店に並ぶまでにどうしても商品がつぶれてしまうという問題をクリアできないでいた。社長に「間に合いますか?」と問われ、里保(石橋静河)が黙っていると、代わりに樹木(森七菜)が「間に合う!」と里保の背中を押す。


一方で社長の提案により、テストに間に合わなかった場合に備え、樹木(森七菜)のシュークリームも配送テストをすることに。結局、樹木のシュークリームは配送テストをクリア、里保はクリアできなかった。商品化されたのは樹木のシュークリーム。


「終わったことは忘れて、次です、次!元気があれば何でもできる!」とシャクレた顔をつくって同僚を笑わせ、「あのシュークリーム、ほんと美味しかった。配送テストもクリアした。私はクリアできなかった。でも、今度は負けないからね!」と、喜びきれない樹木を気遣ういい女・里保。樹木の方は「私はただの繰り上がり当選。なのに喜んじゃった」と落ち込み、里保の悔しさを慮る。2人は互いを思いやっている。


浅羽社長(中村倫也)はというと、落ち込む樹木に「仕事は結果がすべてだ」「北川さん(里保)なら大丈夫だ。“俺は嘘をつかない”、だからムカつくんだろ?」と冗談っぽく伝家の宝刀?流し目で安心させ、実のところは里保を心配。放っておけない優しさがラストの切なくてドキドキするシーンを生む。

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