テレビ東京ほかにて現在放送中のドラマ25『歴史迷宮からの脱出 ~リアル脱出ゲーム×テレビ東京~』(毎週金曜深夜0時52分~)。
福本莉子演じる主人公・谷田純と飯島寛騎演じる同級生の江畑伶人が、500年後の未来から来た純の子孫“ビル・フジタ”(要潤)の頼みで、歴史を修正するために過去へ遡り、必要な暗号(=謎)を制限時間内に解き明かすという新感覚SFコメディだ。
本作は、単体のドラマとして楽しめるだけでなく、ニュースアプリ「SmartNews」と連携することで、全国の視聴者がリアルタイムで謎解きの順位を競い合うことができる “視聴者参加型ドラマ”となっている。
ギャルでおバカな女子高生・純を演じる福本は、今作で地上波連続ドラマ初主演。ドラマの見どころや裏話、今後の展望などを聞いた。
──今回は“視聴者参加型ドラマ”ということですが、最初に企画を聞いた時にどう思いましたか?
今までこういうドラマはなかったのではないかなと思うので、新しい挑戦で面白そうだなと思いました。初回の放送をリアルタイムで見ていたのですが、ツイッターで皆さんが謎解きに挑戦されているのを見て「難しいよね」と思いながら一緒に楽しんでいました。
──謎解きというジャンルについてはいかがでしょうか。
私は今までリアル脱出ゲームなどの謎解きをやったことがなかったので、台本をいただいてから理解するまでにすごく時間がかかりました。「どういうことなんだろう」って3、4回ぐらい読み返してやっと「なるほど」と理解できる、というようなことが毎回起こっています(笑)。
──福本さんが演じる純は、とても楽しい女の子ですが、演じるうえで心がけていることはありますか?
監督は「フワちゃんみたいな明るい子」と仰っていて、次に何をするかわからないような、いろんなことに興味がある楽しい子です。普段の自分とはテンションが違うので、切り替えはすごく難しかったですね。2話以降は純を演じるスイッチのようなものが自分の中にできたので、今はすごく楽しくて演じさせていただいています。
──ドラマ初主演となりますが、プレッシャーはありましたか?
純のキャラクターがいかに楽しくて面白くて、次も見たいと思わせるかがポイントになってくると思うので最初は「楽しいキャラクターづくりをしなきゃな」というプレッシャーもあったのですが、撮影に入ってからは監督や相方の江畑っち(飯島寛騎)と話し合いを重ねながら楽しく撮影をさせていただけているので、自分の中でも違和感なく純を演じられてきています。
──共演者を含めた現場の雰囲気はいかがでしょうか。
要潤さんと飯島寛騎さんのお二人とは初めて共演させていただきました。要さんはリハーサルの時に、たまにすごく面白い動きを入れてくださるんです(笑)。ロッカーから出てくる時のポーズは要さんのアドリブなのですが、「面白いな」と思っていました。飯島さんは虫が苦手みたいで、ドラマの中でタイムスリップをすると大体山の中に飛ばされてしまいますが、山は虫がたくさんいるじゃないですか。「わぁ」って怖がってらっしゃいます(笑)。
──もし福本さんが、今作のように未来から自分の子孫が来て、過去に行って歴史を修正してくれと言われたら、行きますか?
どうしても行ってくれと言われたら行くかもしれないですけど、戦国時代とか本当に殺されそうですよね(笑)。普通に考えるとちょっと怖いです。でも過去も気になるので、行ってみたい気持ちはあります。すごく調べて、予習してから行くと思いますね。非常食とか持って。
──困っている人は放っておけないタイプ?
そうですね。この間も書類のコピーをしようと思ってコンビニに行ったら、お母さんくらいの年代の方がずっとコピー機の前で立ち止まっていらっしゃったので「どうしたんですか?」って聞いたんです。そしたらコピーの仕方がわからなかったみたいで、「こうしてこうしてこうするんですよ」と説明して、無事解決しました。私もスッキリしました。
──それは良いことをしましたね。
良いことしました(笑)。人の役に立てたかもと思うと気分も晴れますね。