新木優子、胸に刻んだ大杉漣さんからの言葉

“どんでん返しの帝王”の異名を持つ、中山七里による同名ミステリー小説をドラマ化する『連続ドラマW セイレーンの懺悔』で、女優の新木優子がWOWOWの連続ドラマ初出演にして、初主演を果たす。「楽しむこと」を大切に仕事に励んでいるという新木が、背中を押してくれた先輩の存在、コロナ禍で握り締めた想いを明かした。


「ミステリーが好き」それだけに芽生えたプレッシャー


本作の主人公となるのは、報道番組の新人記者である朝倉多香美(新木)。女子高生誘拐殺人事件の謎を追う多香美を通して、事件の真相や、報道のあり方を描く報道サスペンスドラマだ。新木にとって、本格ミステリーへの出演は初めてのこと。新木自身「ミステリーが大好き」だそうで、それだけにプレッシャーもあったという。


「この役のお話をいただいて、すごくうれしかったです。ですが私自身もミステリーが好きなだけに、自分にその世界を作り上げることができるのかという不安や緊張もありました」。とはいえ、そのプレッシャーを乗り越えられたのも、「やはり“好き”という気持ちが、一番の力になりました」とキッパリ。「好きだからこそ、みなさんに楽しんでいただける作品にしたいと思いましたし、真相にたどり着くまで、ある意味、視聴者の方をだますことができるように頑張るぞと、プレッシャーも意気込みに変わったように感じています。撮影に入ると、ちょっとしたキャラクターの仕草やセリフも伏線になっていたりするので、裏側を見ているような気分でワクワクしたり。何度、観返しても面白い作品になったと思います」と充実感もたっぷりだ。


凛とした眼差しと佇まいで、記者役を演じている。「実際に活躍されている記者さんについて勉強したり、20代で活躍されている女性の報道記者さんがいるというエピソードも伺い、それもやる気につながった」と役作りに励んだ新木。劇中では、記者がスクープを狙う姿だけでなく、マスコミの扇情的な報道や誤報など、事件の謎はもちろん、報道のあり方を問う内容としても、観るものの心を引きつける。


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