『半沢直樹』いよいよ最終回!信念の男・半沢直樹、その魅力に落ちない人はいない

TV 公開日:2020/09/25 22
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さらに第8話で、国税庁へ飛ばされる際、箕部幹事長の不正を暴くことを半沢に託した黒崎(片岡愛之助)も「あんたのことなんて大嫌い」と口では言うが、第9話では、半沢からの要請にウキウキ顔で協力。紀本常務(段田安則)と箕部幹事長の癒着の決定的な証拠を掴むために、大立ち回りで大活躍。半沢への“愛”が強く感じられた。


また前シリーズからずっと半沢を見守っているフェアリー渡真利忍(及川光博)も、毎回ムチャぶりをする半沢のお願いに、憎まれ口を叩きつつも喜んで応じてくれる。二人は同じ大学出身で、同期入社というつながりがあるが、「お前には絶対迷惑をかけないようにするからさ」という半沢の言葉に「迷惑かけないってなんだよ!お前のような男こそ、人の上に立つべきだと思っているんだ。銀行のトップに行く男だと。だからこそ危ない橋を渡ってきたんだ。そこのところ見くびらないでもらえます?」と胸アツ発言。


東京中央銀行で半沢イズムを叩き込まれた森山も、箕部という巨大な敵に挑むために「危ない橋を渡らせるわけにはいかない」という半沢の親心に対して「次長の力になりたいんです。次長に出会って人生が変わりました。大事なのは感謝と恩返し。恩返しさせてください」と熱い思いを吐露する。


こうした自分の保身を顧みずに協力してくれる人たちの力を借りて半沢は、箕部が銀行から借りた20億円という金を伊勢志摩ステートに融資し、二束三文で土地を買わせ、そこに空港を誘致することで、高額に売却するという錬金術のからくりにたどり着く。



ほかにも、前シリーズで半沢にコテンパンにやられてしまったタブレット福山(山田純大)も、本シリーズでは半沢に協力する。「大和田さんの指示だから」と相変わらず嫌味っぽいが、どことなく半沢に協力することが楽しそうに感じられる。東京中央銀行の闇を知る小料理屋の女将・智美(井川遥)も、途中まで敵か味方が分からないような立ち位置だったが、半沢のバンカーとしての清廉さに心を許し、協力的な姿勢を見せる。


なぜ半沢と関わった人たちは、みな半沢に惹かれていくのか。それは“ブレない”信念があるからだろう。ある意味で半沢は聖人君主ではない。これまでもかなりダーティーなことをやって難局を乗り切ってきたことも多い。それでもバンカーとしてのポリシーは、どんな相手であってもブレることがない。

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