どういうこと…?『MIU404』予想外のディレクターズカット版にファン歓喜

TV 公開日:2020/09/18 202
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今月4日に最終回を迎えてからも、いまだSNSなどで盛り上がりを見せているドラマ『MIU404』(TBS系)。最終話(第11話)の翌週、本作が放送されていた金曜日には、Twitter上で「#MIU40412話」「#MIU404第12話」というハッシュタグがつくられ、ファンは思い思いに幻の12話を描き、伊吹や志摩らの日常に思いを馳せた。それに反応するように番組公式Twitterでも物語の一端が紡がれ、「#MIU40412話」は放送のない金曜にトレンド入りを果たした。


そんなMIUファンが「待ち遠しい!」「楽しみで仕方ない」と心待ちにしているのが、動画配信サービス「Paravi(パラビ)」で19日(土)4:04~配信スタートする、ディレクターズカット版。


脚本の野木亜紀子氏のツイートによると、このディレクターズカット版は「放送尺に収まらず泣く泣く落とした部分を監督自ら戻し再編集したバージョン」で、「シーンまるごとや細かくカットしていた台詞もあり、回によってはどーんと伸びてます」(引用:野木亜紀子Twitter @nog_akより)と説明されている。監督・演出を手掛ける塚原あゆ子氏も、『星野源のオールナイトニッポン』(9/8放送)に出演した際、「(泣く泣くセリフをカットした部分などを)嬉々として戻してやりましたわ」と話していた。また同ラジオ内では、最終話の放送には入らなかった、桔梗隊長(麻生久美子)が4機捜分駐所のカウンターでうどんを食べる幻のシーンがあったことも明かされている。星野源はそのシーンについて、「台本を見て痺れに痺れまくった大好きなシーン」と語っていたが、ディレクターズカット版ではそんな貴重なシーンも観ることができるようだ。


しかし、そもそもどうしてファンはディレクターズカット版を観たいのか。



まず前提にあるのが、この作品が「何度も観たくなる」作品であること。『MIU404』は、一つの回や一つのシーンを何度も繰り返し視聴し、さらに1話からもう一度見返す人が多いように見受けられる。


脚本家・野木亜紀子氏によるオリジナルのストーリーは、スピーディーで緻密に伏線が張られている。キャスト陣はその緻密な伏線の部分も、表情やちょっとした間などで繊細に命を吹き込んでいる。話を知った後で、「あの時どういう顔をしていたのか」と気になり、確認したくなる。九ちゃん(岡田健史)も陣馬さん(橋本じゅん)も桔梗(麻生久美子)も、敵役・久住(菅田将暉)でさえもキャラクターはみな魅力的。しかも、その演技は時に一瞬で視聴者を圧倒。つい巻き戻して観たくなる名演・名シーンが随所に散らばっている。そこに、ドラマ全体を通して点と点が繋がっていく面白さ、過去の出来事やセリフが効いてきて深まる感動があり、さらに言うと、社会の闇を映し出すようなストーリーや言葉に、自分のこととしてハッとさせられる部分もある。


隙あらばきゅるきゅるな伊吹と、呆れ顔でもなんだかんだ付き合う志摩のキャッキャウフフな会話(でも実は伏線になっていたり…)で笑って、感情は大忙し。すべてをいっぺんに飲み込むことはなかなか難しい。一回きりなんてもったいない。何度も観て味わって、気付いて、深まって。何度観ても底知れぬ魅力を見せてくれる作品だ。


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