まさか“オネエ黒崎”の背中に泣かされるとは…『半沢直樹』大満足の第8話

TV 公開日:2020/09/15 33
この記事を
クリップ

撮影スケジュール調整のため、1週間のブレイクがあり迎えた『半沢直樹』第8話。前回、帝国航空再建のため、政府主導のタスクフォースにより進められていた融資銀行の債権放棄案に、銀行側はノーを突きつけ、いよいよ政府と全面対決の様相を呈してきた半沢直樹。大和田役の香川照之が第8話の内容の濃さを強調していたが、その言葉通り、強烈な回となった(以下8話ネタバレあり)。


■半沢と大和田のシェイクハンド


まず、大きな見どころとなったのが、半沢と大和田の再タッグ。


銀行側の反逆により国土交通大臣である白井亜希子議員(江口のりこ)は赤っ恥を描かされ、後ろ盾となっている政界のドン・箕部啓治幹事長(柄本明)を本気で怒らせてしまった半沢ら東京中央銀行。


紀本常務(段田安則)が箕部幹事長と内通していることを突き止めるため、大和田は再度半沢と手を組むことを提案する。そのやり取りが、これまでの半沢と大和田の壮絶なるバトルの集大成となるようなシーンになった。


まず、紀本常務と箕部との関係を探る半沢に、大和田は「改めて手を組まないか?」と提案する。半沢は「冗談じゃない。あなたには何度も手のひらを返されてきた。1ミリたりとも信じられません」と突き放す。すると大和田も「信じていただかなくても結構。私だって君なんかに信じられたら虫唾が走る、寒気がする」と応戦。さらに「本音を言えば、お前ごときと手を組むだなんて口が裂けても言いたくない」と言うと「私はこの世でお前のことが一番嫌いなんだよ」と吐き捨てる。


ここまでは前回もあったような2人のやり取りだが、しかし大和田はここからある意味で、もっとも言いたくなかったであろう一言を発する。


「だがバンカーとしての実力だけは認めてやる」


大嫌いだが、バンカーとしての実力は認める……半沢にとって一番の誉め言葉かもしれない。


その後大和田は「頭取のためだ」と言うと、真相を掴むためには「猫の手だろうが、犬の手だろうが、半沢の手だろうが借りなければならんのだ」と手を差し出す。普通ならここで、すんなり手を組む流れでもいいのだが、半沢は「人にものを頼むときには大事な7文字を以前教えていただきましたね。もうお忘れですか? あなたは小学生以下ですか」と挑発。



ここでもファンタジスタ大和田は魅せる。手を震わせながらまさかの「お、お、おねしゃす」。すかさず半沢は「2文字足りない」と鋭い突っ込みを入れるが、この2人のやり取りにネット上は大反響。Twitterでは「おねしゃす」がトレンド入りするほどの盛り上がりだった。


その後、半沢と大和田は握手を交わすが、その時間はおよそ1秒。この一瞬のシェイクハンドも2人の関係性をあらわす名シーンと言える。


【次ページ】まさかの味方に……タブレット福山

1/3ページ

この記事の画像一覧 (全 12件)

関連タグ