『MIU404』涙を誘う…綾野剛&星野源ら“4機捜”の絆と愛情深さ

TV 公開日:2020/08/28 93
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4機捜がどんどん好きになる。


ドラマ『MIU404』(TBS系、毎週金曜よる10時~)もいよいよ佳境。回を追うごとに、伊吹(綾野剛)と志摩(星野源)の404バディはもちろんのこと、九重(岡田健史)と陣馬(橋本じゅん)の401バディ、そして隊長・桔梗(麻生久美子)を含めた4機捜5人の愛すべき魅力がどんどん膨らんでいく。


5人の人間味や愛情深さ、成長、絆の深まりは、ドラマの大きな感動を生む。『逃げるは恥だが役に立つ』『アンナチュラル』の脚本家・野木亜紀子氏による警視庁“機動捜査隊”(通称:機捜)を舞台にしたオリジナル作品は、スピーディーであっと驚く痺れる展開の中で、そんな愛情深い部分が根底に流れているように感じられる。


先週放送の第9話は、まさに4機捜5人の想いが結実する回であるとともに、さらなる脅威が露わになる衝撃展開。愛情あふれるシーンを振り返りながら、最終話直前回となる第10話に備えたい。(以下、第9話ネタバレあり)


第9話、サブタイトルは「或る一人の死」。



第8話で信じていた恩師・ガマさん(小日向文世)が殺人犯と分かり、目の前で逮捕されてしまった伊吹(綾野剛)。落書きされたメロンパン号を掃除する伊吹の背中は悲しみを背負っていた。


「伊吹の様子はどうだ?」と陣馬(橋本じゅん)、「本人が一番よくわかってる」と突き詰めない志摩(星野源)。その会話に静かに耳を傾ける九重(岡田健史)。普段と変わらぬ様子を装い入ってきた伊吹を桔梗(麻生久美子)を含む4人全員が一瞥。その一瞬の視線に、伊吹を気にかけるメンバーの気持ちが垣間見えた冒頭だった。


桔梗宅へ盗聴器をしかけたのは、やはりエトリの仕業。桔梗(麻生久美子)が匿っているハムちゃんこと羽野麦(黒川智花)は、2年前に闇カジノの情報を警察に垂れ込んだ。そのせいで、暴力団の辰井組とそのエトリという男に追われている。


当時警察は「エトリを必ず捕まえる」と言ったが捕まえられなかった。桔梗は自分なりに責任を取って、ハムちゃんを自分の家で匿うことにした。ドラマでは、桔梗の息子・ゆたか(番家天嵩)とハムちゃんと三人で暮らす場面が時々登場するが、本当の家族のよう。ゆたかが描いた絵には、笑顔でハムちゃんと母と3人で手をつなぐ絵もあった。とても良い関係性が見える。見つかったら命が危ないという脅威に晒されながらも笑顔を見せるハムちゃんを見ていると、桔梗の愛情深さを感じずにはいられない。


辰井組に出入りする者の中に、成川岳(鈴鹿央士)の姿。


第3話で虚偽通報をした陸上部の生徒で、唯一捕まらなかった。追っていたのは九重(岡田健史)。「あの時、成川にあたったのが自分じゃなければ…」そんな想いを抱いていた九重は、自分が直接捜査に行きたいと隊長に志願。


志摩は「公私混同だな。でも嫌いじゃない」。「おれもー」と伊吹。桔梗は陣馬に任せたと視線を投げ、陣馬は九重の頭をポンポン。心は一つ。


ボディーワンコ、いやガードワンコたちはハムちゃんを官舎に送り届けた後、メロンパン号でこんな会話。「もしハムちゃんに何かあったら、隊長に何かあったら、ゆたかに何かあったら、俺は許さない。許さない」。伊吹(綾野剛)のこの発言は、第8話でガマさんが言った「俺は許さない」という言葉と同じ。危うささえも感じる。ただガマさんと違ったのは、横に志摩(星野源)がいたこと。


「安心しろ、俺も許さない」。思いつめる伊吹を、同じ気持ちで引き戻す存在がいる。最高のバディだ。


一斉ガサ入れで、九重は陣馬とともに先頭で顔面配備。今までに見せたことのない気合の表情で笑いを誘うも、最強の顔面・陣馬はアッパレ過ぎてもはや吹き出してしまう。こちらも最高のバディ。

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