『MIU404』綾野剛 一瞬の表情で圧倒「演技力バケモノ級」

TV 公開日:2020/08/24 170
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「伊吹藍を生きる」

ドラマ『MIU404』(TBS系、毎週金曜よる10時~)の視聴者がSNS上でよく使うのは、「伊吹藍を演じる」ではなく「伊吹藍を生きる」という表現。伊吹藍を演じる俳優・綾野剛の芝居が、多くの視聴者の心を大きく揺さぶっている。今作を観てもっと他の出演作も観たくなったという声も上がるほど。


本作は、警視庁“機動捜査隊”(通称:機捜)の刑事である伊吹(綾野剛)と志摩(星野源)がバディを組み、事件解決に奔走する機捜エンターテインメント。『アンナチュラル』『逃げるは恥だが役に立つ』などの脚本家・野木亜紀子が手がけるストーリーは抜群に面白く、ゾクゾクする展開と心の奥底まで響く人間ドラマは何度も味わいたくなる。そこに掛け合わされる役者陣の圧巻の演技。たとえどうしようもなくツラいシーンであっても、何度も観たくなる一因となっていると言えよう。

なかでも、「演技に釘付け」「演技力半端じゃない」「演技力はバケモノ級」と視聴者がその演技に魅せられているのが綾野剛だ。21日に放送された第9話でも、そんな綾野の凄みを感じるシーンは随所にあったが、多くの視聴者が「見入ってしまった」「圧倒されてしまって涙が止まらなかった」「何回見てもやばい!」「顔にやられた」と絶賛する、感情が一瞬で噴き出したとても印象的な1シーンを紹介したい。(以下ネタバレあり)



第9話では、桔梗(麻生久美子)宅への住居侵入事件の一斉ガサ入れが行われる。その最中、かつて闇カジノの情報を警察に垂れ込んだ“ハムちゃん”こと羽野麦(黒川智花)がエトリに捕まってしまう。桔梗から電話で聞いた志摩(星野源)が、伊吹(綾野剛)に「ハムちゃんがいなくなった」と伝えた。ここからだ。


茫然となる伊吹。少しの間を置いてから一瞬にして感情が噴き出す。首筋から力がこもり、焦り、怒り、悔しさ、不安などいくつもの感情が入り混じった表情で、外へ飛び出そうとする。志摩に止められ、なんとか志摩の言葉を聞くその顔は、頬が震えている。「間に合わせるぞ」。志摩の言葉に、自分を奮い立たせ落ち着かせようとしながらも、「大切な人を失いたくない」「間に合わせる」という必死な思いが体中から溢れ出ていた。最後は今にも泣き崩れそうな表情で、志摩の言葉を受け入れた。約30秒。伊吹のセリフと言ったら、志摩に止められたときの「離せ、志摩」と、最後の「うん」という言葉のみ。あとは、表情と動きだけ。こんなふうに文章で表現してしまうと全然足りないと感じてしまうほど、ぐちゃぐちゃで刻一刻と入れ変わる気持ちの変化を全部表現しているように感じられた。


このシーンに対して、視聴者からは「伊吹の表情の変わり方、鳥肌立った」「瞬発的に発せられる感情が凄まじい」「ジブリかってくらい毛が逆立ってた」「この演技泣いた」「神がかった表情凄かった」と絶賛の声が相次いだ。また、役者・綾野剛についても、「あの一瞬で全部表現する綾野剛。凄すぎる」「才能に改めて惚れなおす」「演技力の高さに驚いた」「この人の演技はほんとに鳥肌もの」「綾野剛の代表作になりそう」「話が進むにつれてどんどん凄みが増す」「ドラマたった1クールで綾野剛というひとの役者としての仕事に圧倒的な信頼を置いてしまった」などと元々のファンもこのドラマで初めて認識したという人も、その演技に魅せられているようだ。


志摩を演じる星野源もまた、このシーンの演技は圧巻。自分も「許さない」という気持ちも滾りつつ、伊吹を落ち着けようと慎重に言葉をかける志摩。伊吹の感情の爆発を受け止めて、「間に合わせる」と伊吹の心に響かせる声。二人の感情がぶつかるこのシーンはぜひ映像でご覧いただきたい。

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