『私の家政夫ナギサさん』好調の理由“悪い人が1人も出てこない”視聴者の心を鷲掴み

TV 公開日:2020/08/12 19
この記事を
クリップ

第5話で平均視聴率(世帯)14.4%(数字はビデオリサーチ調べ、関東地区)と過去最高を記録した『私の家政夫ナギサさん』。作品の見どころは数多くあるが、第6話を見て、強く感じたのがメイの周囲の人々の“心の豊かさ”だ。こんな人たちに囲まれているメイは“なんて幸せなんだろう”と強く感じさせられる。


本作は、電子書籍サイト「コミックシーモア」で連載中の四ツ原フリコの「家政夫のナギサさん」を実写ドラマ化。製薬会社で働く28歳の独身キャリアウーマンの相原メイ(多部未華子)は、仕事は誰よりもできるが、家事はからきし苦手で家は散かり放題という女性。そんな彼女の家にある日、家事全般をパーフェクトにこなすスーパー家政夫・鴫野ナギサ(大森南朋)がやってくるという話だ(以下第6話ネタバレあり)。



前回、ナギサさんの前職がメイと同じMRであることが判明。第6話では、メイはさらにナギサさんに興味を持ち、過去を知ろうと探偵まがいのことをする。本来なら、ここにスポットを当てるべきなのだが、筆者が一番感じたのは、メイを取り巻く周囲の人たちの人間力の高さだ。


本作の大きな魅力は“悪い人が誰も出てこない”こと。『半沢直樹』のように主人公にとって強烈な敵が出てくることで盛り上がるストーリーというのは多いが、『私の家政夫ナギサさん』には悪人が出てこない。メイをがんじがらめにしていた母親・美登里(草刈民代)にしても、そこには娘を思う愛があり、憎めない人物だ。


1/3ページ

この記事の画像一覧 (全 10件)