『MIU404』綾野剛&星野源がキャッキャウフフ、刺さるセリフと痺れる緩急

TV 公開日:2020/07/17 39
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「最低3話まで見てくださ~い」

初回放送前、ドラマのリモート会見残り5秒というところで、星野源はそう言った。「そうしたら全部見たくなります」と。3話まで待たずとも、すでに虜になっている視聴者は多いかもしれないが、目安の3話は「キャパオーバー」なんて声も出るほど、見応えのある痺れる展開となった。


ドラマ『MIU404』(TBS系、金曜よる10時~)は、『逃げるは恥だが役に立つ』『アンナチュラル』の脚本家・野木亜紀子氏による一話完結のオリジナル作品。警視庁“機動捜査隊”(通称:機捜)でバディを組む“野生のバカ”伊吹(綾野剛)と理性的な志摩(星野源)。二人の掛け合いを楽しみながら、ただの事件解決では終わらない折り重なったストーリーがスピーディーに畳み掛ける。一話完結と言っても、張り巡らされた伏線がつながったり新たに生まれたり。研ぎ澄まされたセリフは一言も聞き逃せない。


10日に放送された第3話、サブタイトルは「分岐点」。伊吹と志摩の会話を軸に、振り返っておきたい。


いつも凛としてピシャリと伊吹らを叱る隊長・桔梗(麻生久美子)の、電話口での「私もだーいすき♡」を立ち聞きし、ニヤニヤが止まらない伊吹(綾野剛)。「キャッキャウフフはしてない。なんか…“ウフ”くらいだった」。伊吹を諭そうとする志摩(星野源)も伊吹ペース。「どうよ最近。ウフフってる?」「・・・すごいウフフって…」「ハイうそー!」。視聴者から見れば二人のキャッキャウフフな痴話喧嘩(?)で楽しく始まった第3話だったが…


今回の事件は、西武蔵野署管内で起きたイタズラ通報。公衆電話から「助けて!」と通報し、警察が来たら犯人らしき男がダッシュで逃走。追跡から逃げ切れば勝ち。犯人は廃部となった陸上部の高校生たちだった。


綾野剛は、自身のHPのプロフィール欄に「陸上競技自己記録」を載せている“本物”の元陸上部。綾野の美しいフォームでの走りは、第1話からかっこいいと話題。「まて!けいさつだ!」伊吹&志摩の息ぴったりの棒読み掛け声で追跡スタート。「すっごく速い、ですよねぇ」と志摩(星野源)から“心のこもった風棒読み”のお言葉をいただいたにも関わらず、伊吹は犯人に逃げ切られ、膝を抱えた。「あ~れ~、おっかしいなぁ。確かさっきは~」すかさず志摩に煽られる。しかし伊吹は「リレーだ」とフインキ(正しくは雰囲気)で感じ取り、志摩は車を裏手に回し、その目で犯人たちを見ていた。


志摩:「負け犬がぁ!」、伊吹:「それは絶対言っちゃダメだわ、相棒だもん」。言い合いながらも、なんだかんだでいいバディなのだ。


新米キャリア・九重(岡田健史)に、志摩はピタゴラ装置を作りながらこんな話をした。


「人によって障害物の数は違う。正しい道に戻れる人もいれば、取り返しがつかなくなる人もいる。誰と出会うか、出会わないか。」


志摩が転がしたパチンコ玉は伊吹のもとへ。寝ているはずの伊吹は、しっかりと掴んだ。


陸上部にはかつて、ドラッグの売人をしていた先輩がいた。学校側は「連帯責任」だと陸上部を廃部にし、賞状はシュレッダーに。イタズラ通報をした生徒たちはドラッグなどやっていない。ただ、走りたいのだ。


伊吹(綾野剛)の「隊長のこと好き」発言で、即座に志摩(星野源)が手錠をかける。


そんな“愉快な職場”で、伊吹は頑なに「やつらはまたやる」と主張した。

志摩「よし、バカ代表」
伊吹「おう」

窓を背に、志摩が伊吹の横に並び「またやる」理由を尋ねるこのシーン。二人が目を合わせることはないが、無性にバディ感が伝わるシーンだ。伊吹の答えは「走りたいから」。


もうここからはロックなギターリフから怒涛の展開。伊吹は走り、志摩は自転車で爆走。途中で、なんと本物のわいせつ犯(しかも岡崎体育!)が登場。陸上部のマネージャーが襲われる。「全力で来い!」志摩に呼ばれた伊吹は、犯人に飛び蹴り。マネージャーを救出。…と思いきや、スタンガンでビリビリ。志摩が逮捕しようとすると、もう一個出てきたスタンガンで志摩もビリビリ。この辺からは最高のグダグダ。伊吹の手を志摩が掴んで、カッコよく米津玄師の『感電』が流れたが、すぐに二人は感電の危機へ…

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