上白石萌音『未満警察』で見せた迫真の“目の演技”が凄い

TV 公開日:2020/07/15 51
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女優の上白石萌音が、Sexy Zoneの中島健人とKing&Princeの平野紫耀がW主点を務める日本テレビ系新土曜ドラマ『未満警察 ミッドナイトランナー』の第3話、第4話にゲスト出演した。


上白石は2020年1月期に放送の『恋はつづくよどこまでも』で新米ナース・佐倉七瀬を演じ、明るくコミカルな演技を見せたのが記憶に新しい。しかし、『未満警察』では『恋つづ』とは打って変わって、人身売買グループに誘拐されてしまうクールで大人っぽい家出少女・亜未を演じた。本記事では、『未満警察』で特に印象的だった上白石の演技に注目したい。


まず、印象に残ったのは、上白石演じる亜未が快と次郎と初対面のシーン。快(中島健人)と次郎(平野紫耀)は街をぶらぶら歩いていると、偶然すれ違った亜未の美しさに目を奪われてしまい、亜未に声を掛けようと奮闘する。前述の『恋つづ』で見せたかわいらしい装いとは一転、上白石はクールで少しセクシーな装いで身を包み、高いヒールの靴を履きこなしながら颯爽歩く姿がカッコよく、「あれ…こんな姿も見せるんだ」とこれまでのキュートなイメージからは一転した大人びた雰囲気に驚かされてしまう。


その後すぐに亜未は突然現れた男たちに連れ去られ、監禁されてしまうのだが、そこで見せた上白石の目の演技が凄いのである。


亜未が監禁されたのは、家出少女たちを集め、人身売買を目論見る集団のアジト。体は拘束され、自由に話すことや動くことが出来ず、その上男たちから暴力を振るわれるが、亜未は怯まず男たちを思いっきり睨みつける。家出少女という肩書から、その反抗的な態度はやさぐれ感の表現かと思っていた。しかし、その後の亜未の性格がわかるエピソードから、亜未はただの不良少女ではないということが明らかになる。


それは、監禁される前の出来事である。亜未は家出少女たちがたまり場にしていたチンピラ風の男の家で、他の家出してきた少女2人と一緒に暮らしていたが、耳かき店で働きお金をため、少女たちと男の家を出る計画を立てていた。しかし、その計画が男にバレてしまい、人身売買グループに拉致されてしまう。他の家出少女からの信頼も厚く、自立しようと奮闘していた亜未。ただ反抗的なだけでなく、心の強さと強い意志を持って行動していたその人物像は、まっすぐに前を見つめる上白石の鋭い目の演技に現れていた。



さらに印象的だったのは、人身売買グループのボス・柴本(加藤雅也)と対峙するシーン。監禁生活が続く中、亜未は柴本率いる人身売買グループの男たちに反抗し、一緒に監禁されている女の子たちと脱出を試みるが、脱出直前のところで見つかってしまう。絶対絶命のピンチの場面でも、亜未は割れたガラスの破片を向け、柴本を思いっきり睨みつけ食って掛かかっていく。発する言葉は多くなかったが、亜未の強い反抗心と憎しみは表情から伝わってくる。


必死の抵抗もむなしく、亜未は再度捕まってしまい、より厳しい監視下に置かれてしまう。先ほどの強気の表情から一転、その顔からは生気がなくなり、目からは光が消え、言葉は発さずとも落胆した表情が手に取るように伝わってくる。そして人身売買される日の当日、柴本から「幸せになれよ」と頭を撫でられると、生気を失った目にまた光がともり、力いっぱい睨みつける。他の女子たちは泣き叫んでいる中、亜未だけは静かに抵抗する、この上白石の迫真の“目の演技”が視聴者に強い印象を残した。



また、ソーシャルディスタンスを意識し、女の子たちが男たちに人身売買の取引のために連れていかれるとき、マスクを着用して移動するシーンが映し出された。上白石も例外ではなく、マスクを着用してのシーンとなったが、マスクで顔半分が隠れているにも関わらず、力強い目の演技だけで反抗心が伝わってくる。その上白石の演技に、視聴者からも「萌音ちゃんの表情がすごい」「目だけで感情が伝わってくる」「萌音ちゃんめちゃくちゃいい表情するな…」と反響の声が相次いで寄せられた。


ラストでは、快と次郎の活躍により亜未ら家出少女たちは人身売買グループから助け出されるのだが、ドラマの最後に事件の後日談として、亜未は警察学校に快と次郎を尋ねるシーンが描かれた。そこで亜未は反抗心でいっぱいの鋭い目線から一転、柔らかい表情で快と次郎に挨拶する。2人を優しい目で見つめながら「ありがとうございます」とうっすら涙ぐみお礼をいう姿から、優しく安心している気持ちが伝わってくる。


ラストシーンの快・次郎・亜未の微笑ましいやりとりから、「亜未ちゃんまた出てほしい」「この3人のやりとりほっこりする」「最後の笑顔に癒された」と亜未の再登場を望む声が寄せられていた。


上白石自身も「恐らくわたし史上最もハードな内容のストーリーでしたので、鮮烈に心に残る作品となりました。 」と語った『未満警察』。新たな上白石の一面と、視聴者を引き付ける迫真の“目の演技”が今作で見ることができた。上白石は、次作以降でどのような姿を見せてくるのか、楽しみにしたい。



※本記事は掲載時点の情報です。

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