13年ぶり復活大前春子(篠原涼子)、セクハラ問題に切り込む『ハケンの品格』第1話

TV 公開日:2020/06/18 17
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ところで、S&Fには春子のほかに派遣社員が2人いた。吉谷演じる福岡亜紀と、山本演じる新人ハケン・千葉小夏だ。


3ヶ月ごとの契約更新に怯える亜紀は、社員からセクハラを受けているのだが、心象を悪くしたくないがために言い出せない。偶然セクハラの現場を目撃してしまった小夏は、その正義感からセクハラを会社に告発。しかし、匿名の投書による告発だったが、派遣の立場は弱い。人事部は社員をかばい、亜紀と小夏に対し、会社をゆすろうとしているのではないかと責め立てるのであった。


一方、春子は大事な商談で通訳を任されていた。商談中、里中の携帯へ人事部に呼び出されていた小夏から助けを求める電話が鳴る。誠実な里中は、大事な商談の最中でも、助けを求める派遣社員の声を無視できない。里中は春子に相談するも「大事な商談をほっぽらかして、馬鹿じゃない」と意に介さない。


しかし、小夏からの電話で、人事部が亜紀と小夏に詰め寄る声は春子の耳にもしっかりと届いていた。いよいよ亜紀と小夏の立場が危うくなったとき、関心がなさそうな態度を装っていた春子は、急遽2人の元へ向かう。


亜紀と小夏が軟禁状態にされていた保養所にたどり着いた春子は、部屋に鍵がかかっているとみるやいなやどこからともなくチェーンソーを持ち出し、ドアを豪快に破壊してしまう。この常識ハズレな行動がなんとも春子らしく、痛快である。それまで亜紀と小夏に対し強気な態度を取っていた人事部の社員たちは、突然ドアの向こうからチェーンソーの刃が飛び出してくるのであわあわと後ずさり。たまたま同じ現場で新入社員研修を行っていた東海林は、窓の向こうになぜかチェーンソーを持った女が横切ったものだから、目を丸くし「幻覚か...」とぼやく。


こんな規格外の方法で乱入した春子だったが、あくまで業務外のことはしないというスタイルは崩さない。チェーンソーを振りかざしながら、“偶然”社員のウソを暴いたと思えば「後は社員がやってください」と立ち去ろうとする。里中に「派遣の気持ちを一番よく分かっているあなたから、この人たちに何か言ってください」と呼び止められると「生きるために、泣きたくても笑っているんです」と社員を一刀両断。そして抜け出したままであった商談の場に戻ると、決裂しかけていた商談を社員らの代わりにあっというまにまとめてしまうのだった。



なお、春子がぶち抜いたドアの修理代金は、なにも悪くないはずの里中が「僕が持ちます」とぽつり。修理そのものは春子が自らやっていたようだが、このセリフからも里中のお人好しな性格が表現されていて、くすっときてしまう。


13年ぶりでも春子、里中、東海林といった懐かしのキャラクターは相変わらずで、新メンバーも魅力たっぷり。次回以降も目が離せない作品となりそうだ。


『ハケンの品格』

2020年4月期日本テレビ水曜22時~23時

第2話 6月24日(水)夜10時~

<出演者>    篠原涼子 小泉孝太郎 勝地涼 杉野遥亮 吉谷彩子 山本舞香 

中村海人(Travis Japan/ジャニーズJr.)上地雄輔 塚地武雅(ドランクドラゴン) 

大泉洋(特別出演) 伊東四朗


©日本テレビ


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※本記事は掲載時点の情報です。

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