中村倫也、武田真治とぶつかり合う『美食探偵』に引き込む役者たち

TV 公開日:2020/04/26 15
この記事を
クリップ

「悪くない…」。最上の誉め言葉の響きが今回は違った。


中村倫也が主演を務める日曜ドラマ『美食探偵 明智五郎』(日本テレビ系、毎週よる10時30分~)。超美食家の私立探偵・明智五郎(中村倫也)が「食」が動機となる殺人事件を「食」を通じて解決していく“恋する毒殺サスペンス”で、明智が殺人鬼へと変貌した主婦“マグダラのマリア”(小池栄子)と惹かれ合いながら対決するという大きな見どころがある。


東村アキコ初のサスペンス漫画が原作の本ドラマは、コメディとシリアスがいったりきたり。スピーディーに物語は展開していくが、演技派キャストたちの演技がぐいぐい引き込み、第2話では「泣ける」「切ない」シーンが用意されていた。


第2話では、ホテルでのカップル毒殺事件で、殺された男に二股をかけられていたリンゴ農園の娘・茜を志田未来が演じた。リンゴ農園で作られている品種名は「あかね」。この名前には祖父(渡辺哲)の「傷ついてもおいしさは変わんねぇ。この林檎みたいになってほしくって」という想いがあった。しかし皮肉にも、そんなリンゴを使って(手を下したのはマリアだが)今回の殺人事件は実行されてしまった。


苺(小芝風花)が様々な品種のリンゴを使ってジャムを試作。試食して事件に「あかね」が関わっていると分かった時に言った明智(中村倫也)の「悪くない」というセリフは、今まで最上の誉め言葉として発してきた「悪くない」とは違い、「美味しい、だからこそ…」という切ない想いがたった一言に凝縮されていた。


「愛してたから、殺した」。茜の苦しい想いを志田未来は圧巻の演技力で見せ、そこに宇多田ヒカルの主題歌『Time』が重なる。茜の祖父(渡辺哲)が取り乱しながらも「大丈夫だ。じいちゃん、ついてる」と娘を抱きしめる姿に涙する人も多かった。


そして、最後のシーン。明智の前に事件の真犯人・マリア(小池栄子)が現れた。人を殺すことが幸せだと語るマリアは、明智に「愛してる」と告げた。不敵な笑みを浮かべる魔性の女・マリア。“これぞ小池栄子”と言いたくなるような妖艶さと、翻弄され瞳の潤んだ中村倫也。二人のシーンにぐっと引き込まれたところで第2話は終了した。

1/2ページ

この記事の画像一覧 (全 14件)