乃木坂46メンバー同士で衝撃のキス、透明感と違和感に心奪われるドラマ

TV 公開日:2020/03/27 21
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「黒い服を着た人は、みんな私と行き先が同じような気がしました。」


乃木坂46 4期生の遠藤さくら、早川聖来、田村真佑、掛橋沙耶香、金川紗耶が元アイドルを演じるドラマ『サムのこと』(dTVにて全4話配信)。3月20日より第1話がスタート、現在第3話まで配信されているが、不思議な違和感と透明感に引き付けられる作品となっている。





冒頭文は、このドラマで最初に発せられるセリフ。早川聖来演じる喪服を着た“アリ”(あだ名)が、電車の中で画面に向かって語り出し、一気にドラマの世界へと引き込んでいく。

原作は、直木賞作家・西加奈子の同名短編小説。アリ(早川聖来)の行き先は、遠藤さくら演じる“サム”のお通夜だ。

亡くなった“サム”と同じアイドルグループ「宇田川ホワイトベアーズ」に所属していたメンバーが“アリ”(早川聖来)、“キム”(田村真佑)、“モモ”(掛橋沙耶香)、“スミ”(金川紗耶)という4人。ちょっと変わったあだ名は一応名前に由来しているが、サムだけは謎。(以下、一部ネタバレあり)

サムのお通夜に向かう4人は、どこか楽しそう。「大切なのは弔いの気持ちだよ」と言いながら「ご祝儀いくら包んだ?」「ご祝儀じゃなくてお香典ね」と話したり、お香典は受け取らないと言われ、「なんか得した気分」「スマホの画面割れ直そっかな」と違和感のある会話が続く。キム(田村真佑)がチョコレート菓子のアポロを棺に入れようとすると、「いや、ちょっと待って、サムが好きなのは、たけのこの里」「きのこの山だよ」「チョコベイビーって聞いたけど」「なんでもいいじゃん」…。その場におよそ似つかわしくない会話の違和感で、サムのつかみどころのない人間像やドラマの世界観が作られていく。

ストーリーは、サムを回想しながら進んでいくのだが、一話ごとにメンバーを一人ずつフィーチャー。それぞれが抱える悩みはかなり闇深く、そこに生前の“めんどくさい奴”サムがどう絡んでいくのがひとつの見所。




第1話では、LGBTで悩むアリ(早川聖来)が好意を寄せるスミ(金川紗耶)の手を握る。そこにサム(遠藤さくら)が現れ、アリの前でスミにキス。動揺するアリがサムに「もしかしてサムもそうなの?女の子が好きなの?」と尋ねると、「全然。LGBTっておしゃれでセンスある感じしない?」。アリの最大の悩みをファッション感覚で片づけてしまった。

第2話では、酒に溺れるキム(田村真佑)が世間を騒がせる過ちを犯し、気付いたサムは大胆な行動に。




そして事件は不思議な収束を迎える。第3話では、モモ(掛橋沙耶香)が売れっ子アイドルの妹に嫉妬し、「控え目に言ってクズ」な行動に。




それに気づいたサムがドキッとする言葉をモモに投げかける。

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