『恋つづ』“幸せ全部乗せ”最終回を成立させたドラマの魅力

TV 公開日:2020/03/18 839
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佐藤健の宣言通り、全部乗せでお腹いっぱい。でも、それを成立させたのは…


たくさんの人に愛されたドラマ『恋はつづくよどこまでも』(通称:恋つづ、TBS系)がついに最終回を迎えた。

上白石萌音が新米ナース・佐倉七瀬を、佐藤健が超ドSなドクター・天堂浬を演じ、毎週キュンキュンと感動と笑いを届けてきた本作の最終回は、放送前に佐藤健が何度も宣言していた通り、“胃もたれ”するほどのイチャイチャシーン詰め合わせ。胃もたれと言っても、幸福感に満ちた可愛い二人のシーンは、視聴者も笑顔にしてしまう幸せな胃もたれ。この清々しいほどの全部乗せの最終回が成立したのには、ちゃんと“理由”があるように思えてならない。※もうこの際、この記事も胃もたれするくらい拾ってみます。(以下ネタバレあり、胃もたれ注意)


最終回は、開始1分で「心臓もたない」案件発生。


キッチンでオムレツを作る七瀬に、起きてきたモコモコカーディガンの天堂がいきなり後ろからぎゅ~&キス。パンを加えてその場を離れようとする七瀬を引き留め、七瀬のくわえているパンを色気たっぷりにパクっ。初っ端から甘々なスタートとなった。このあと、まさかオープニング映像でヒゲダンの主題歌が流れていることになろうとは、誰が予想しただろうか。

天堂の姉・流子(香里奈)のために実家まで乗り込んだ七瀬。“魔王”天堂の父は“ラスボス”。いきなり「邪魔だ、岩石」と圧がすごい。


それでも臆することなく流子を「日本一かっこいい女性」と言い、場を和まそうとする七瀬。「だいたい、なんなんだ!君は」と父が怒りを向けたとき、「俺の彼女だよ」。天堂は七瀬のピンチには必ずやってくる。そして「俺が、結婚したいと思ってる女性です」と、女子が言われたい言葉をキメるのだ。

その後、天堂の母が作った小籠包をみんなで食べるのだが、ここに『恋つづ』の凄みが見え隠れ。アツアツの小籠包を食べて、案の定「アツッ!」とハフハフする七瀬を見て天堂はいつものようにふっと笑う。その天堂を見て、父がまたやさしい笑みを浮かべ、さらにそんな父を見て天堂は「安心して」とでもいうような、やわらかい表情を見せた。恋人を亡くした過去を乗り越えたことにほっとする家族の愛情が、この一瞬で伝わった。それを伝える演技力は称賛ものだ。


天堂の嬉しい言葉に思わず飛び跳ねちゃうほど取り乱し、「ワンモアプリーズ」とおねだりする七瀬笑顔のバックハグは幸せいっぱい。視聴者も幸せな気持ちにさせてくれるやさしい二人の表情にヒゲダンが重なり、もはやオープニングでクライマックスを迎えてしまった。(ずっとクライマックス?)

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