「ねえ、復讐なんてやめたら?」「飼育員、すごく辛そうだよ」リコ(清野菜名)が直輝(横浜流星)に言った言葉が妙に響き、暗い影を落とす。
清野菜名と横浜流星がダブル主演を務めるドラマ『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。』(通称:シロクロ、読売テレビ・日本テレビ系よる10:30~)。
ミスパンダ(清野菜名)と彼女を操る男・飼育員さん(横浜流星)がバディを組み、世の中のグレーな事件にシロクロつけるシニカルミステリー。先週放送第8話では、ドラマが始まった当初からは考えられない死闘が繰り広げられた。
佐島(佐藤二朗)が、8年前のコアラ男誘拐事件は自作自演で、哲也(田中圭)を殺したのも自分だと告白。「俺は本当は(自分を)裁いてほしかった」「この瞬間を待っていた」「裁けぇ!!!!!!裁け裁け裁け…」と直輝(横浜流星)に迫った。直輝は怒り狂い殴り掛かるも、ふと「まだ何か隠してんだろ?」と手を止める。事件は解決するかに見えたが、まだ謎は残った。おそらく彼にしかできないであろう佐藤二朗の怪演ぶりと、そこに食らいついていく横浜流星の必死の形相は見応えある映像となった。
直輝に父が残した3つの動画。今まで開けなかった3つ目の動画が開かれ、哲也(田中圭)が「直輝、お前に伝えておきたいことがある」と語り掛けるその動画の続きも気になる。
全ての真相が今夜、明らかになると言われているが、第9話は…
佐島は自分の犯行を告白する映像を残していた。その映像が報道され、哲也の無実が明らかになったはずだった。
直輝(横浜流星)は神代(要潤)から「復讐が終わったらミスパンダの正体を教えてくれる約束だろ?」と言われる。神代に対して「まだ終わってないんです」と答える直輝。彼は、佐島が何かを隠そうとしていたことを見抜いていた。佐島が自分の命と引き換えにしてまで隠したかったこととは、一体何なのか?直輝には、まだ解かなければならない大きな謎があった。