「俺はもう、引き返せないくらい真っ黒です」。闇落ちへのカウントダウンなのか―。
清野菜名と横浜流星がダブル主演を務めるドラマ『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。』(通称:シロクロ、読売テレビ・日本テレビ系よる10:30~)。ミスパンダと飼育員さんが華麗なアクション、そしてパンダチャンネルでコミカルに世の中のグレーな事件にシロクロつけながらも、毎話ラストに衝撃が押し寄せ、明かされる事実にザワザワ。視聴者の心はグレー?佐島大臣(佐藤二朗)が言うように、「世の中にはグレーじゃなければならないことも、ある」ということなのか…。
それはさておき、先週放送の第6話では、第5話で解決しなかった7年前の爆破事件にシロクロつけた。その解決に至る中で、横浜流星演じる直輝のブラックな部分が顔を見せ始めた。
爆破事件の犯人とされた死刑囚・浜口が殺され、ミスパンダに濡れ衣が。神代(要潤)とともに事件を追う直輝は、自身のことを神代に「俺はもう、引き返せないくらい真っ黒です」と暗い表情で言い切った。
事件は警察内部の犯行。直輝とミスパンダは佐島大臣を誘拐し、犯人をおびき寄せる。思惑通り犯人が現れた瞬間、直輝はニヤリと不敵な笑みを浮かべた。
佐島大臣の誘拐は、直輝が佐島に頼んだ自作自演。関係を断つとされた佐島に、直輝は床に手をついて頭を下げ、「これが最後です、助けてください」と懇願した。絵面とは対照的に、直輝の口元はまたニヤリ。目的の為ならなんでもする、そんな直輝の企みが見え隠れしていた。
そんな直輝にも予想外の出来事が。事件解決後、レンとして生きていたリコ(清野菜名)が、眠っていたリコ自身の意識を取り戻す。
その他にも、佐島(佐藤二朗)の「久しぶりだなぁ、パンダに会うのは」という言葉や、捜査一課長の山野辺(高橋ジョージ)に言った「君にも警察にも、8年前の恩がある」という言葉もひっかかるところ。また、GOBANのマスターが妻・佳恵に言った「頼んだぞ、佳恵」という言葉も不穏に響く。