速水もこみちが10年振りに連ドラ主演を務めるドラマ『この男は人生最大の過ちです』(ABCテレビ)。このドラマは、九瀬しき原作の同名漫画が原作。速水が演じるのは顔よし、頭脳よし、家柄よしの若き製薬会社社長・天城恭一。しかし、彼には知られざる秘密があった…。それは天城が一途に思いを寄せる佐藤唯(松井愛莉)にだけ見せる“超ドM”な一面。一方、唯も社内でのおとなしいイメージからは想像できないような“隠れドS”な素質があるのであった。そんなクセの強い2人がおくる“ツンドレラブストーリー”だが、そこで奴隷志願の超ドM社長を演じた速水に直撃取材。ドラマのことに加え、意外な一面を聞いてきた。
――まずは原作を読んだ感想をお願いします。
「とても面白いな、と思いました。まずは天城が佐藤さんにひざまずいて“僕を奴隷にしてください”というシーンにすごい衝撃を受けまして(笑)。この衝撃を、ドラマを見てくださるみなさんにも知ってもらいたいですね。ただ僕、少女漫画にあまり慣れていなくて」
――少女漫画に慣れていない?
「そうなんです。だから、どうやって演じればいいんだろう?という壁にぶつかりました。例えば一時期、よくあった壁ドンみたいなシチュエーション。結局、僕がやっても背が高いので、壁ドンしても女性の顔の前に僕の顔がいかないんですよね。でも、この作品では松井さんが僕を押し倒したりして(笑)。怖いことに、それがちょっと快感になっちゃったりしましたから(笑)」
――そのシーンの撮影はいかがだったんですか?
「実はもうすべての撮影が終わっていて。今回は1話から10話までばらばらに撮っていたんですけど、そのシーンは後半だったんです。だからこのシーンを撮影したとき、僕も松井さんも、すごく安心して。このシーンでドラマが決まってしまうとも思っていたので、とても大事にしました。撮影はすごく面白かったんですけどね(笑)。そこから土下座、そして寝下座までして。ホントに天城ってヤバい人だなと思いました(笑)」