念願の弁護士役 本村健太郎も唸る、“悪魔弁護士”の鮮やか法廷テク

TV 公開日:2019/12/23 2
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話題の異色法廷ドラマに現役弁護士もお墨付きだ。要潤主演のオトナの土ドラ『悪魔の弁護人・御子柴礼司~贖罪の奏鳴曲(ソナタ)~』は、元少年Aが弁護士となり「罪の償いとは何か」を問う異色のヒューマン法廷ミステリー。スピーディな展開と、2度3度と視聴者を驚かせるどんでん返しの連続に「衝撃w」「洗い物してたけど中断してテレビ前でガン見した」などとハマる人が続出している。

先週土曜に放送された第3話では新章『老人ホーム介護士殺害事件編』がスタート。御子柴(要潤)の医療少年院時代の担当教官・稲見(勝野洋)が殺人罪で起訴され、その弁護を御子柴が担当することに。御子柴を敵視する検事の岬(津田寛治)と再び法廷で対峙する中、稲見は「私に正当な罰を」と弁護を拒否! 依頼人自ら御子柴の存在意義を真っ向から否定したところで3話は終わった。

中山七里の原作を生かしたハイテンポな脚本と凝った演出の法廷シーンが見どころの一つ。そんな法廷シーンを宝来弁護士役で登場している俳優で、現役の弁護士でもある本村健太郎も絶賛。現役弁護士からこのドラマがどう見えているのか話を聞いてみた。





<本村健太郎 コメント>
Q. オファーが来たときの感想は?

もともと中山七里さんの原作『弁護士・御子柴シリーズ』の大ファン。昨年ラジオ番組で対談させていただいた時に「ドラマ化するといいな」という話をしていたので、ドラマ化されること自体嬉しいですし、まさか僕が役をいただけるなんてビックリ! しかも原作にも出てくる宝来弁護士役ということで、さらにビックリ! というのも僕、弁護士になって26年ですけど弁護士にみえないっていう理由で弁護士役がもらえなかったので(笑)。痴漢とか変態とか捕まる役が多かったので、弁護士役が来たのが嬉しかったですね。

Q. 宝来役について。
宝来は弁護士としてはそれなりに有能ではあるんだけれども、人間的にちょっと性格が歪んでいたり、あんまり尊敬されるタイプの人間ではないのですが、良くも悪くも人間の弱い部分・悪い部分を体現している役。

宝来みたいな金儲け主義の弁護士はバブルの頃には相当いましたよね。不動産の案件とかを扱うと、ものすごいお金が弁護士に入ってくるケースもありましたので。最近は大型のお金が動く事件というのはほとんどないので、そういう人はあまりいなくて、むしろ皆やりくりが大変という感じです(笑)。

今回、衣装が本当に派手なんですね。監督のイメージとしては金満弁護士というのが相当派手なイメージだったみたいで、普通の弁護士さんでは絶対着ないような派手なブルーのスーツとか派手な色のネクタイで。そういう弁護士っていうのは現実には非常に少ないんですよ、普通は地味な人ばっかりですから。僕はもともと天然パーマで、番組によってヘアメイクさんの趣味で「こうしたら可愛いですよ」とか、いつもちょっと遊ばれる感じなんですね。今回はヘアメイクさんが「オデコを出した方が強く見える」「眉毛は濃いほうが説得力が上がる」ということで前髪を上げ、眉毛を太く描いています。だから、バラエティー番組の僕しか知らない人から見ると、いつもと印象が随分違うかもしれませんね。

Q. 現役弁護士から見て、御子柴弁護士はどう見える?

普通は、弁護人が現場調査に行く事は無いんですね。というのも基本、刑事裁判で弁護士は1人。手伝ってくれる人もいないし、スタッフがいるわけでもないから不可能だし、期待されてもいない。何か気づいた点を走り回って証拠を探して来るという行動力がまず普通の弁護士とは違うところ。

あとは、事前に準備したそれをどう法廷で見せるか。どんな裁判ドラマでも言われる事ですが、実際の裁判の場で初めてみんなをあっと言わせるというやり方は許されていなくて(笑)そこはエンターテインメントとして置いといても、裁判官や関係者が驚くような事実・真実を法廷の「ここぞ」というタイミングでうまく持ち出して大逆転するっていう手法は、やっぱりドラマティックですし、それがうまく行くと本当に痛快でハマる感じになるんですよね。

やっぱり証人を連れて来るというところがすごいですよね。まず誰も知らなかった事実があるということを調べることが難しいし、そのことを知っていて証言してくれる人を探し出し、法廷に連れて来るというのも難しいし、裁判のスケジュール上、証人尋問を実現するというのも難しい。さらに、その人の証言が本件と一体どういう関係があるかということを法廷でうまく見せないと、すぐ異議が出て、尋問が中止になったりするから、異議を受けないよう質問をうまく組み立てながら、証人にぜひ喋ってもらいたいことを的確に証言してもらう、その証人尋問のテクニックが御子柴は優れていると思います。

Q. 視聴者へのメッセージ。

法廷ドラマっていっぱいあるし、弁護士ものの小説も多いですけど(このドラマの原作の)御子柴シリーズは法廷のシーンが本当に良く描かれていて、実際の証人尋問が非常に面白くてリアルなので、弁護士業界の中でもファンが多いんです。その原作の面白さや良い部分がドラマでも忠実に再現されているので、本当に面白いドラマになるだろうし、その通りになったと思います。そこが見どころですね!


第3話でかつての恩師に弁護を拒絶された御子柴。この先一体どうなっていくのか、裁判の続きも気になるが、第4話では悪魔の弁護人が誕生するに至った衝撃のエピソード・ゼロが解禁されるとの情報が…今週土曜の放送も要チェックだ。第3話は放送時間がいつもより遅かったため、見逃した!という方もご心配なく。第4話の放送前までFODで無料配信中だ。

■『悪魔の弁護人・御子柴礼司~贖罪の奏鳴曲(ソナタ)~』
放送日時:2019年12月28日(土)23:40-24:35
出演:要潤 ベッキー 玄理 本村健太郎 田中こなつ / 奥菜恵 勝野洋 / 津田寛治

(C)東海テレビ


   


   


   


   

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