『G線上のあなたと私』両想いのその先は…心揺さぶる丁寧さとリアリティー

TV 公開日:2019/12/10 17
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ドラマ『G線上のあなたと私』(TBS系・火曜よる22時~)は贅沢であり、リアルだ。

主人公が両想いになってハッピーエンド、目指していた発表会が成功してめでたしめでたし。そこで終わらないのがドラマ『G線上のあなたと私』。

いくえみ綾原作の同名漫画をドラマ化した本作は、主人公のアラサー女子・也映子(波瑠)、大学生の理人(中川大志)、そして主婦・幸恵(松下由樹)という年齢も立場も違う3人が、同じバイオリン教室に通う日常を描いた友情と恋の物語。

先週放送の第8話では、3人が目指してきた3人揃ってのコンサート“3コン”を開催。家族や友人らが集まり、心温まるコンサートが開かれた。そして、もどかしい関係だった也映子(波瑠)と理人(中川大志)も、それぞれ想いを自覚。告白の予定を理人がとりつけ、“幸恵さん”(松下由樹)と視聴者は一緒にニヤニヤするラストとなった。

最終回でも良いのでは?というほど、満足感のある内容であった8話には、このドラマならではの丁寧さやリアリティーが溢れていたように思う。

まずは、3人の愛おしい関係性が、テンポの良い楽しい会話で伝えられる。

理人 :俺たち大丈夫ですか!?今の演奏で!
也映子:否定的なことを言うのはやめよう
理人 :いや、否定じゃなくて疑問だよ、純然たる疑問!
幸恵 :疑問より希望を持とう。ね!ね!
也映子:幸恵さんいいこと言う、さすが年の功!
幸恵 :也映子ちゃん残念、一言多い!!
也映子:ごめんなさ~い
理人 :じゃあじゃあじゃあじゃあ希望を持つとして、どこに見出しますか?あぁ?…

也映子と理人がいつものように言い合いになるのを幸恵がなだめ、最後は三人で「できる範囲で」と顔を見合わせてバイオリンを練習。ゆるやかに、進む。

しかし愛おしいのはメインの3人だけではない。感動的な“3コン”の本番はもちろんだが、それと同じくらいコンサートが始まる前にお客様を迎えるシーンが一組ごとに丁寧に描かれた。

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