高畑充希主演『同期のサクラ』の魅力とは?前半を一挙振り返り

TV 公開日:2019/11/11 22
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●私には夢があります

周囲からぶれない存在として見られているサクラも、わりとよく迷ったり落ち込んだりしてきた。仲間と意見がぶつかった時、仲間が苦しんでいるのに力になれなかった時。サクラの道しるべになるのは、故郷の祖父からのFAXだ。「自分にしかできないことがある」「本気で叱ってくれるのが本当の友だ」普通紙FAXから吐き出される言葉を見つめる時、サクラの瞳に力がこもる。ちょっと心配なのが、じいちゃんの心臓の具合なのだけれど……じいちゃんの元気なうちに美咲島橋がかかる、サクラの夢が叶いますように。

そう、サクラには夢がある。ふるさとの島に橋を架けること。一生信じあえる仲間をつくること。その仲間と、たくさんの人を幸せにする建物をつくること。ことあるごとにサクラが宣言する「夢」も、彼女の足元が揺らいだ時に、自らを鼓舞するため、自分の気持ちを確かにするために語られている「道しるべ」なのだろう。


●定点観測ドラマの醍醐味





このドラマの特徴は、2019年の現在から10年間を回想する「定点観測」という点にもある。サクラの部屋の植木の成長、毎日のように痴話げんかを繰り広げているサクラの隣人カップル、ガラケーからスマホへの変遷、黒川の読んでいる当時のベストセラー書籍……随所にちりばめられた、定点観測ドラマならではのネタも楽しみたい。変わっていくものと、変わらないもの。じいちゃんのFAXと「喫茶リクエスト」はいつまでも変わらずあってほしいな、と思う。

一方で今後の変化が楽しみなのは、同期5人の恋模様。2話でサクラの励ましに救われた菊夫は、3話では彼女を意識し始めている様子がうかがえた。サクラは恋愛方面にはおそらくむちゃくちゃ鈍感だと思うので、前途多難だなぁ、とか。蓮太郎も第3話で、百合を入社したときから好きだったと告白したが、このあとどうなるのだろう。2019年には生まれたばかりの娘、夢ちゃんを抱いている百合だけれど、誰の子? 蓮太郎はたしか、1話の冒頭では結婚指輪をはめていたけれど……もしかして?第5話では葵も、サクラへの思いを自覚する展開に!肝心のサクラは、誰かと恋に落ちるのだろうか……?同期の5人には、仕事も恋も全力で臨んで、最後はきっと笑ってほしい。


●ほころぶ笑顔がまた見たい

遅刻しそうになって全力で駆けるときも、斬新な建築物を写真に収めて「非常~~~~に、いい!」と呟くときも、仕事について熱く語るときも。サクラはたいていロボットみたいな無表情なのだが、まれに、感極まった時にみせるふにゃんとした笑顔がとんでもなく可愛い。テレビを観ていてつい「うわっ可愛い!」と声に出してしまうほど。1話に1度は、サクラは素敵な笑顔を見せてくれ、各話のクライマックスでジーンときた次のカットで、病室で目を覚まさないサクラが映されると、一気に現実に引きもどされる。そうだ、入社から10年後の現在、サクラは闇の中をさまよっているのだ。





人工呼吸器につながれ、眠ったままのサクラ。そろそろ目を覚ませ、サクラ。そろそろ目を覚ませ、サクラ。同期の仲間たちが待っている。そしてもう一度、あの花がほころぶような笑顔を見せてほしいのだ。


●物語は後半戦へ! 第6話の見どころは――?

第5話のラストで、サクラは子会社への出向を命じられた。夢である美咲島橋の仕事からさらに遠ざかってしまい元気がないサクラを、人事部の先輩・火野すみれ(相武紗季)は心配しているが、彼女自身も仕事と家庭の両立で問題を抱えていて――。働く女性たちの悩みに焦点が当てられ、同期の恋もさらに動きそうな第6話。人事部をはなれても、サクラは嵐を巻き起こす!


■日本テレビ系10月期水曜ドラマ『同期のサクラ』
2019年毎週水曜よる10時放送
主演:高畑充希


(C)日本テレビ


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