「きのう何食べた?」神回へ導く、原作への絶妙な味付け

TV 公開日:2019/06/09 40
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西島秀俊内野聖陽が男性カップルを演じ、食卓を中心に日々の何気ない幸せやほろ苦さを描く、よしながふみ原作の人気マンガを実写化したドラマ「きのう何食べた?」(テレビ東京・毎週金曜深夜0:12~)。

先週の放送がお休みで、2週間ぶりとなった第9話は“指輪回”。予告映像では、西島演じるシロさんの「俺とお揃いで指輪かってやるって言ったらどうする?」というキラー台詞が流れ、原作ファンもそうでない人も多くの人が楽しみにしていたことだろう。

そんな待望の第9話は、「2人の指輪を買う」という一連のエピソードを通して、日々の何気ない幸せを目一杯感じながら、互いをパートナーとして“大事にする”ことの尊さを、原作に絶妙な味付けをしながらキュン度高めで伝えてくれた。(以下、ネタバレあり)

同期の結婚パーティーに出席し、モテモテのシロさん(西島秀俊)は猛烈に“アレ”が欲しくなる。ろくに食事もできず、家でナポリタンを作ることにしたシロさん。ケンジ(内野聖陽)は美容室の店長(マキタスポーツ)と飲みに行っている為、今日は一人メシ。いつもはシロさんの料理解説(心の声)が入るのだがこの時は無言。美味しいけれどなんかつまんない…。「結局俺が毎日ちまちまと品数多くおかず作ってんのは、ケンジがいるからなんだよな」「あいつの存在ってだいじ…つくづく健康にいいな」。ここでも素直じゃないものの、ケンジの存在の大事さを感じている。

ケンジ(内野聖陽)が帰宅しお腹の音がぐぅ~。冷凍ご飯のポーションが小さいと思ったシロさん(西島秀俊)は、ケンジの為に梅わさび茶漬けをこしらえる。梅干しの種を取り包丁でたたいて海苔をあぶってもみのりに。そこへ昆布茶をかける。丁寧な仕事に愛情を感じる。そこへ「わぁ~~、お茶漬けになってる~~!」とちゃんと反応するケンジ。原作通りではあるのだが、「手洗ってくる」と駆け出すケンジの乙女的可愛さや、キッチンでお茶漬けを作るシロさんの元にケンジが駆け寄り、「あとは、もみのりのっけて~」「美味しそう」「あと切り干し大根な」「うん」という優しい会話は、ちょっとしたドラマの味付け。2人の想い合っている空気感が出ていてとても癒される。

無邪気に「おいち~い」「家で食べるご飯がいっっちばん番おいしーよ」と口にするケンジ(内野聖陽)に「そっか」と嬉しそうなシロさん(西島秀俊)。ここで、シロさんから例の「俺とお揃いで指輪かってやるって言ったらどうする?」が。大いに取り乱すケンジ。唖然として、食べているお茶漬けの海苔は口から出たまま。そしてここでこのドラマではおなじみ、スーパー中村屋のレトロなBGMのイントロスタート。「あぁぁ…」とむせて落ち着いたかと思うと、涙ぐみ「え。えぇーーーーー!?」と絶叫。




「うっそ、欲しい。超欲しい!」とわなわな。「でもなんで?」と我に返ったところでBGMはストップ。シロさんは「結婚式の二次会で結界がほしい」とケンジにとってはがっかりな理由を明かした。そう、シロさんが結婚パーティーで猛烈に欲しかった“アレ”というのは結界としての指輪だったのだ。テンションがた落ちのケンジのバックでは、またしても中村屋のBGMイントロがスタート。一緒に指輪を買いに行きたいケンジをよそに、シロさんは一人で買いに行くからとケンジに指輪のサイズを尋ねる。が、ケンジは自分の薬指輪のサイズなんて知らないという。そして、じゃあ自分(シロさん)は知っているのかと尋ねられ「わからん」。ケンジがニヤリ。そして3度目の中村屋BGMがスタートするのだった。

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