ドラマ「大恋愛」好きになってしまう脇役たちの存在

TV 公開日:2018/12/13 14
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いよいよ明日最終回を迎えるTBSドラマ「大恋愛~僕を忘れる君と」。

若年性アルツハイマーにおかされる女医・北澤尚(戸田恵梨香)と、それを支える小説家・間宮真司(ムロツヨシ)の10年にわたる恋愛を描く王道ラブストーリーで、戸田&ムロの「本当に付き合ってるんじゃ?」と思うほど自然でユーモアたっぷりのかけあいと、困難を乗り越えていく二人に何度も涙させられ、毎回名シーンが生まれている。そんな二人のまわりには、魅力あふれる愛すべき脇役たちが存在する。

ドラマ「大恋愛」において“癒しの存在”と言えば、第1章では真司(ムロ)とともに「引っ越しトリオ」として活躍したサンドイッチマン富澤たけし演じる“木村さん”と、杉野遥亮演じる“小川”だろう。二人は、真司が引越し会社で働いていた頃の仲間で、真司と尚を温かく見守っている。引っ越しのシーンはもちろんのこと、重要なシーンを目撃したり、二人のピンチを救ったり、場面が切り替わったちょっとした会話で登場する。




木村の冗談のような核心をついたような発言と、それに対して若者らしく、そしてどこかバカっぽく素直に質問する小川のコミカルなやりとりは、視聴者の張りつめた心の緊張をふっと和らげてくれる。

第1章のクライマックスで、真司と尚が困難を乗り越えプロポーズする号泣必至のシーンのあと、結婚式当日の場面に。結婚式直前に真司が木村に牧師役を頼みあたふたする、というクスっと笑えるシーンが。指輪の交換では、真司が指輪を取ろうとすると、木村が何度もふざけて、箱の蓋をわざと閉めて真司の指をはさむ。大感動の後での、こうした他愛もないコミカルなやりとりは、心地よい泣き笑いをもたらしてくれた。

先週放送の第9話では、小川が活躍。ムロが自身のTwitterで「大恋愛、第9話 サブサブタイトル、 すぎ、いや小川(^^)、大手柄っ」と投稿していた通り、真司と尚の息子・恵一が行方不明になり、皆で夜通し捜索しついに発見したのは小川だった。小川役の杉野は、この放送前に自身のTwitterで「二人のまわりの人達のあたたかさが届きますように。」と投稿していたが、その言葉通り、温かさに溢れた脇役たちの存在が、このドラマで1つの癒しの役割を担っている。

SNS上でも、引っ越しトリオは大人気。「トリオ大好き」「癒される」「味がある」「木村さんが登場すると顔が緩んでしまう」などの声が多数上がっている。


あえてもう一組、愛すべき脇役を挙げてみたい。それは、居酒屋シーンに登場する店長・山ちゃんと女店員・ちはるだ。店長を演じているのは俳優・永野宗典。店員役はバラエティー・ドラマ・グラビアとマルチに活躍する岸明日香。この居酒屋は、尚と真司が距離を縮めたきっかけの場所であり、プロポーズの場所でもある。ドラマでは、店長と店員を不倫カップルに見立て、真司(ムロ)が即興でセリフをつけるという思わず笑顔になる場面が何度か登場する。このシーンは、店長&店員の表情や仕草がムロのセリフと相まって、楽しいシーンを演出している。

ドラマ「大恋愛」は、病気という重い内容を扱っているのだが、ムロのキャラクターはもちろんのこと、このような愛すべき脇役たちの存在が、ふと視聴者の心を軽くし、ドラマを楽しめる一つの要素になっていると言えよう。

ついに迎える最終回。そんな脇役たちにも注目しながら、尚と真司がどんなラストシーンを迎えるのか見届けるとしよう。


(C)TBS

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