桂文枝・ユースケ・サンタマリア、阪神大震災を描く特別ドラマに出演決定

TV 公開日:2018/12/04 8
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来年1月15日(火)放送予定の『カンテレ開局60周年特別ドラマ BRIDGE はじまりは19951.17神戸』の新たなキャストが決定した。すでに発表されている井浦新野村周平葵わかな佐藤隆太椎名桔平らに、桂文枝ユースケ・サンタマリアが加わった。

こんな豪華キャストで贈るのは、1995年1月17日に起きた阪神・淡路大震災後の実話を元に描いた『BRIDGE』。線路ごと崩落したJR六甲道駅高架橋を“ジャッキアップ”という奇抜な工法を使い、わずか74日間で復旧させた建設会社、磐巻組(いわまきぐみ)の工事所長・高倉昭(たかくらあきら)を主演の井浦新が演じる。




桂文枝が演じるのは、阪神・淡路大震災の19年前にJR六甲道駅を作った江戸川正央(えどがわ・まさなか)。現役時代は後輩の高倉を殴りつけることもあった厳しい男だったが、その仕事は丁寧かつ確実で、六甲道駅高架橋も頑強に作られていた。しかし震災によって、その六甲道駅は無惨な姿に。変わり果てた駅を前に、現役の高倉から復旧工事について相談された江戸川はただ一言「年寄りが口を出すのは無作法や」と、背を向けて去ってしまうが、偉大なOBの背中を見て高倉はある決意をする…。文枝自身「自分の創った落語が人の手に渡り、演じられる時の複雑な気持ちと通じるところがある」と語っている通り、葛藤の現れなのだ。また、そんな江戸川を文枝は「(自分と)同じ年の役を演じるというところで、あまり気負うことのないよう、肩に力が入らないように、役になりきりやらせていただきました」とも語り、自身と重ねながら演じきったことを明らかにした。

一方、ユースケ・サンタマリアが演じるのは、宮城県沖地震で被害を受けた東北新幹線の高架をジャッキアップで修復した実績を持つJR東日本の技術者・玄能美能留(げんのう・みのる)。鉄道工事技術界の最高峰に位置する人物でありながらも、物静かな中に技術者としての信念とプライドがあり、その点で高倉と通じ合うものがあるという役どころだ。玄能を演じるにあたってユースケは「今までも世界で、今年も日本で、大変な災害が起こってきたでしょ?でも、その裏では、ものすごい数の人が、大変な作業をして道や建物を直している。ただの補強ではなくて“今度そんなことがあっても絶対崩れないように”と思いながらも、急いでやんなきゃいけない。改めてそういうことをしている人たちが、災害が起こる度にいるんだなと思いましたね。見えないから、そのことを知らない人もいっぱいいるし、そういう人に対するリスペクトを持たなくてはいかんなと思いましたね」と、役とは裏腹にユースケらしく語った。


続けて「やっぱり災害が起こる前に、元(の建物)を作った人がいるわけじゃないですか?そういう方からしたら俺たちのせいじゃないのか?もっと頑丈に作っておけば…とか、いろんな思いに襲われると思うんですよね。でも、そこで悩んでいるだけだと埒(らち)が明かないから、前を向いて毎日不眠不休でやるわけでしょ?そういう人たちの話だから、ちゃんとやらなきゃいかん。玄能という役は大事な役でシーンが多くない分、いつも以上の、目に見えない何かを出したいと思ってやりました」と出演の感想を話した。ユースケが語る思いは、文枝が演じる江戸川が感じたように“自分が作り上げたものは大丈夫、と信じたい”という、技術者たちの思いに通じていく。さらにはあらゆる災害の裏側を不眠不休で戦い、“今度こそは”と命がけで復旧に従事する人々が必ずいる。


当たり前のようで、特別なことを忘れがちな現代人に向け、豪華キャストでお贈りするヒューマンドラマ『BRIDGE』。震災復興を描く中で登場する人間味あふれるキャラクターから目が離せない。

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