競馬予想プログラミング競技会「電脳賞(春)」最終戦、大本命馬の存在で四苦八苦

ニコニコ 公開日:2018/04/16 72
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各々が重点を置くレースデータを独自に収集し、それらを自らが組んだコンピュータープログラミングに分析させ、人智を超える競馬予想結果を導き出してしまおうという注目企画「電脳賞(春)」。

3回目を数える今回の「電脳賞(春)」で用いられるプログラミング手法、昨今話題のディープラーニングや強化学習から、表計算までと例年に負けず劣らず多種多様。計13枠の出走馬ならぬ13のチームが1ヶ月間に開催されるレースから規定回数のレースに挑み、最終的なポイント回収率を競い合うという優勝賞金30万円のガチンコレースだ。まだまだ全員に逆転勝利のチャンスがあるという4月8日(日)、桜花賞(G1/阪神・芝1600m)が電脳賞(春)の最終戦となった。

この日の桜花賞は不動の本命馬ラッキーライラックの存在感が大きく、大穴狙いの一発逆転には少々厳しいムード。

それというのもこの最終戦までの戦いで回収率0%というチームは1チームもなく、120%超えの2チームが頭2つ分リードといったところではあるが、何があってもおかしくない団子レースとなっていたのだ。




各チームのプログラムともに戦歴優先、時速優先、血統優先と様々なデータを取り入れながらも、大本命ラッキーライラックという予想結果には抗えずにいたのだが、そこはやっぱり一発逆転の大穴狙いで行こうという“人間補正”が各チームの予想を混沌とさせることに。

するとこの“人間補正”に「でた!プログラムの言うことを聞かない人間」「セルフアルゴリズム」と難色を示したのは、慶應義塾大学環境情報学部を卒業し自身でもプログラミングが得意という東宝芸能所属タレントの池澤あやか。

この、あやかちゃんの“予想”は見事的中する形となり、最終的な結果は大本命のラッキーライラックが1着を逃すものの2着、そして2番人気のアーモンドアイが1着、3番人気のリリーノーブルが3着と手堅いものになってしまったため、プログラミングにより導き出された正当な結果であれば当選チームも多かったというところ、人間補正で全員ハズレというまさかの結果に。

しかし、MCの柳原哲也(アメリカザリガニ)より、「ホントはアタリ馬券買ってた人いるんじゃないですか」というツッコミが入ると、なんと「Beagle」開発者と「Data Leakage」開発者の2名が挙手するという更にまさかの事態!?この事態に優勝とは関係のない「おめでとう」が沸き起こったが、電脳賞(春)の勝敗には前日までの結果が反映される形となり、優勝賞金30万円は「Thoroughbred」が手にすることとなった。

表彰式では「この大会を通じてコンピューター競馬予想の層の深さを感じた」「お金製造機を作ることができた」と印象深いコメントが語られた。

この大いに盛り上がった放送終了後、見事に回収率約120%で2位となった「左馬」開発者(なんと本業は入れ歯づくりが大得意という歯科医さん!)にお話を伺ったところ、アルファ碁の処理方法にインスピレーションを受けたというディープラーニングと強化学習を組み合わせた多重処理で今回の電脳賞(春)に挑んでいるという。

回収率100%超えで2位という見事な結果も…、実は目標値を100%以上にしていなかったという“設定ミス”があったのだとか!?これは次回の飛躍に期待大。そして、回収率132.1%という驚きの成績で優勝に輝いた「Thoroughbred」開発者はこれまで18層で行っていたニューラルネットワーク処理を50層に増やし挑んでいるという。

また、ノーザンファーム空港牧場の元育成スタッフとして競走馬にも騎乗していたという知識を活かし、400以上あるレースに必要なデータを約140項目に集約できたことが強みと語るなど、レース以上の奥深さが印象的な電脳賞(春)となった。さらにこれからは強化学習や画像解析技術を取り入れる計画もあるという「Thoroughbred」。

次回の電脳賞では驚くべき結果が続出となるかもしれない。


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