武豊×羽生善治 天才二人が濃厚トークで目標明かす「凱旋門賞を勝ちたい」「藤井聡太さんとタイトル戦」

ニュース 公開日:2021/04/28 0
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ここからは、視聴者からの質問を二人が選んで答えたが、その中から爆笑エピソードをピックアップ。「本業以外で負けて悔しいと思ったことは?」との質問に、羽生は「ほかの勝負事をやっていると複雑な気持ちになる。負けたら悔しいけど、ここで運を使って、将棋に悪影響が出ないか考えてしまう」とのこと。そのため、あまり勝負事はやらないそうだ。一方の武は大の競輪好きで、車券も買うそうだが「外れたときはめちゃくちゃ悔しくて!」と告白。帰りのクルマでもずっとぼやいているそうで、同乗者に「競馬の帰りにそれだけ悔しがっている姿を見たことがない」と言われるほどだとか。おかげ(?)でファンの人たちの気持ちがわかると語っていた。このことについて、羽生が「競馬の場合は、ものすごい期待を全身に背負うことになり、そのときの心境はどういうものなのか」との問いに、武は「自信があるときは気にならないけど、自信のないときはもったいないというか、複雑な気持ちになりますね」とぶっちゃけ。「ただ、競馬は誰かが外れても誰かが当たっているので、本命馬が負けたときは、今日は穴党に貢献したと都合のいいように思うときがあります」との名言(?)も飛び出した。



いちばん爆笑したのが「対局中や直前にハプニングがあったことは?」の質問に、羽生は「長いことやっていると色々ありますが、停電になったことがあります」と20分程度の中断があったとのこと。さらに「大先輩の加藤一二三先生とA級順位戦を対局中、夜9時ぐらいにチョコレートを爆食いされたことがあり、あまりの速さに驚いたことがありました」と、単なる飲食でもハプニング化してしまうという、ひふみん伝説が炸裂。


一方、武のハプニングとしては、「フランスで騎乗するために競馬場へ行ったら、違う場所へ行ったことがあります」とのこと。たまたま、本来の目的地が近かったためギリギリ間に合ったそうだが、そのことがおもしろくて「誰かに言いたかった」と言うあたりは、肝が座っていてさすがというしかない。



最後は、「コロナの影響もあって、行動するのは難しいですが、1歩前へ進んでみることが大事ではないか」(羽生)、「自分の好きなこと、夢や目標に向かって一生懸命やってほしいですね」(武)と視聴者へのメッセージを残し、32年前に撮影した写真と同じように馬を挟んで撮影タイム。この馬はJRAがイベントなどで展示していた「馬ロボ」で画面越しではあるが、人参をあげている構図をつくり、貴重なスクショタイムとなった。


二人とも探究心が豊富で、おもしろエピソードもあり、あっという間に時間が過ぎ去ってしまった。また近い将来対談してほしいが、そのときは、ユーザーからのコメントにも多くあったように、平成のもう一人の天才、イチローを含めた3人だとさらなる展開で盛り上がるのではないだろうか。


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※本記事は掲載時点の情報です。

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