熊川哲也 “運命めいたもの感じた”「蝶々夫人」バレエ化、熊川流を宣言

ニュース 公開日:2019/07/29 13
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世界的バレエダンサー・熊川哲也が主宰するバレエ団「Kバレエカンパニー」の創立20周年を記念し、熊川が「蝶々夫人」を日本人芸術監督として世界で初めてバレエ化する。29日、都内で行われた記者発表会に出席した熊川は「平成11年から20年間活動してきて、令和という新年号となって20周年を迎えることができ、日本を舞台にした名作を手掛けることに運命めいたものを感じます」と語った。


ジョン・ルーサー・ロングの原作小説をジャコモ・プッチーニがオペラ化し、世界的に有名となった「蝶々夫人」。開国してまもない明治時代の長崎を舞台に、日本人女性の悲劇を描く、“世界三大オペラ”の一つだ。主人公のバタフライは、矢内千夏、中村祥子、成田紗弥、バタフライと結婚する米国の海軍兵士ピンカートンは宮尾俊太郎、山本雅也、堀内將平がそれぞれ日替わりで演じる。




『蝶々夫人』は「ノンフィクションだと思っている」と熊川。長崎を巡り、舞台と同じ時代の歴史に触れたことによって感じたという。公演には日本舞踊や能の要素も取り入れる予定で「持ち上げるとか、くるくる回すとかバレエ的要素は不可能。精神的な拠り所としてスピリットがいいのかなと。日本人のスピリットを入れたい」と気合を入れる。また、蝶々夫人とピンカートンの出会いはこれまでの作品よりも濃く描き、「ラストも少し変えようと思っている」と“熊川流”を宣言した。


ファーストキャストの矢内は、“熊川流バレエ”について「技術だけをみると難しいが、音楽にのせて感情が流れていく。逆に踊りやすいのではないか」と話し、「日本人だからこそ感じ取って表現できる繊細な動きを大切にして表現できたら」と意気込んだ。バタフライのほか花魁も演じる中村は「蝶々夫人は日本人であることは同じだけど、自分と一致する部分が見つけられないような気がして。簡単に表現できないんだと感じる」と難役であることを明かした。成田は「国籍や身分の違いを越える愛をステップ、音楽にのせて表現できるのが難しいところ」と話した。


宮尾が演じるピンカートンは、日本でバタフライと結婚するも、帰国した米国で恋人のケイトと正式に入籍。バタフライに愛を教えると同時に、悲しみの底に突き落とす人物でもる。宮尾は「舞台は、蝶々夫人がどうみえるのかが一番大切。ピンカートンは客席からブーイングがあることで悲劇が引き立つ。ブーイングがもらえるように頑張りたい」と述べた。


Kバレエカンパニーによる「マダム・バタフライ」は9月27日から29日まで東京・Bunkamuraオーチャードホール、10月10日から14日は東京文化会館大ホールにて上演される。

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