M.S.S Project 初のたまアリ公演、驚きの演出で全方向ファンが大興奮

ニュース 公開日:2019/05/10 21
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大型連休となった今年のゴールデンウィーク。各地で様々なイベントが催される中、M.S.S Projectが4月29日、全国ツアーのグランドフィナーレとして“M.S.S Project Tour 2019 PANZER - The Ultimate Four - FINAL at SAITAMA SUPER ARENA”をさいたまスーパーアリーナで行った。

こんな大規模な会場でライブが出来ちゃう彼らは何者?……そう思う人も少なくないだろう。M.S.S Projectとはゲーム実況やエンタメ要素満載のライブで若い世代を中心に圧倒的人気を誇る個性派集団。動画サイトでの再生回数も数百万回超えは当たり前という新世代のグループである。メンバーはFB777(Vo&Key、以下FB)、KIKKUN-MK-Ⅱ(Vo&Gt、以下きっくん)、あろまほっと(パフォーマー、以下あろま)、そしてeoheoh(パフォーマー)の4人。これまでも日本武道館や横浜アリーナを満杯にする実力を持つ。とはいえ、さいたまスーパーアリーナのキャパはそれ以上の規模。メンバー的には挑戦の意味も大きかったようだ。だが、フタを開けてみれば大量のファンが客席を埋めつくし、開演前から会場周辺は大変な賑わいぶり。

そんな観客を楽しませるべく、アリーナ席のレイアウトも客席を囲むような花道が組まれたり、通路にレールが設置されていたりで、何やら大がかりな演出の予感が漂う。
開演時間になると、突如、照明が暗転。ライブは今回のツアーでおなじみになった戦闘ムービーの上映でスタートした。もちろん、最新ギャグも注入され、たまアリ仕様に編集されてパワーアップしている。映像はメンバーの絆が証明され、ハッピーエンドで終わるかと思いきや、“MSSPを殲滅せよ”という謎のメッセージが流れる。一体何が始まるのか?観客はカラフルなペンライトのスイッチをオンにしてメンバーの登場を待ち構える(ちなみに、FBは青、きっくんは黄色、あろまが赤、eoheohは緑)。

すると、敵の外国人部隊がワラワラと花道やステージに出現!どうなる?MSSP!と危惧した瞬間、思いがけぬ場所からメンバーが現れた。四方のスタンド席の出入り口からスポットライトを浴びて登場というサプライズ!ざわめくファンの声援を浴びながらメンバーは、敵と銃で撃ち合いながら、センターステージへとたどり着いた。

メインステージにいる多くの外国人部隊とMSSPメンバー4人は銃撃戦の攻防を繰り返す。先ほどのオープニングムービーでみたシーンがまさに、さいたまスーパーアリーナでも繰り広げられている。銃撃戦のさなか、きっくんが「俺がおとりになって隙を作る!その間にお前ら逃げろ」と切り出す。嫌な予感しかしない。会場のファン達は、この後、きっくんをかばって撃たれるeoheohのシーンを待ちわびたがなんとeoheohは「ここは俺が!」と切り出したではないか。それに負けじと「俺が!」と続けたのはあろま。そして、FB。おぉ、これは、お茶の間でよくみるお約束のシーンではないか(笑)そうこう、わちゃわちゃしているうちに全員、敵に撃たれて、倒れる。まさかの展開。果たして、みんなは無事なのか!?緊張して待っていると、最初に起き上がったのは、eoheoh。あれ?!と胸元を探し始めると、そこから出てきたのは、なんと「さいたまスーパーアリーナ限定のドッグタグ」「やっぱりドッグタグは最強だな!!」と、限定のグッズで助かるという。次に、動き出したのは、あろま。こちらもなにやら、胸元をごそごそすると、マフラータオルが現れた。そうなると、次はどのメンバーが何で助かるのか、少し期待しながら、待ちわびる。続いてFBが立ち上がり、胸から取り出したものはサコッシュ。あろま曰く「絶対(FBは)使わないだろう」な一品で、助かる。なかなか起き上がらないKIKKUNは、みんなに蹴りながら(笑)起こされ助かったアイテムはなんと、「さいたまスーパーアリーナ限定肉ばっかカレー」よーく見ると、なんと銃弾がささっている…。そんなMSSPらしいやりとりがありながら生き返った4人は、目の前にある何かを見つけると、それは戦車であった。MSSPメンバーとさいたまスーパーアリーナを埋め尽くしたお客さんが一体となって「PANZER FOUR」と大きなかけ声とともに、メンバーがのったステージの戦車から、大砲が撃ち込まれステージにいた外国人部隊を見事に倒したのであった。

その後、MCで空気を和ませたあと、十八番のゲーム実況へ臨んだ。まずはアナログゲーム「たった今考えたプロポーズの言葉を君に捧ぐよ。」から。これは各プレイヤーが選んだカードに書かれた言葉を組み合わせてプロポーズの言葉を作り、一番グッときたものを親が選んで競うセンスが勝負のボードゲーム。各メンバーが披露した奇想天外なプロポーズの言葉に場内は大爆笑! 2本目は「EARTH DEFFENSE FORCE:IRON RAIN」。こちらは最新グラフィックのデジタルバトルゲームで、メンバー同士のチームワークがリアルに試される。巨大生物に立ち向かう彼らの熱戦は、オープニングムービーの戦闘シーンを彷彿させる迫力だった。どんなゲームでも彼らにかかれば抱腹絶倒の実況が展開するのはさすがとしか言いようがない。インターバルをはさみ、続いては演奏パートへ。

1曲目を飾ったのは最新シングルの『アスヘノ BRAVE』。その後も、今回のツアーで育ててきた新曲や代表曲などを次々とプレイしていく。演出の豪華さも目を引いた。ハードなサウンドをもり立てる照明も圧巻だったが、3曲目の『Borderlandsのテーマ』では、アリーナの通路を使ってメンバーが戦車に見立てたミニバギーで走行。全方向のファンを喜ばせてサービス精神を発揮した。かと思えば5曲目の『Over Road』ではステージ上に火柱が出現し、きっくんのアグレッシヴなギタープレイと相まって観客をヒートアップさせていく。きっくんをフィーチャーした『KIKKUNのテーマ』ではメンバーが花道の先にあるアリーナ中央のセンターステージに移動。きっくんは「メンズだけで“きっくんコール”をしてみたい!」と、男性ファンによるコールを要求。黄色いライトに染まった客席からの野太い声援に、満足そうな表情を浮かべた。男性ファンも着実に増え続けているのも頼もしい。10曲目のポップチューン『M.S.S.Party』では、4人が立っているセンターステージがせり上がると、中央ブロックの観客の頭上を移動して後方席へ。ムービングステージを使用した演出にアリーナ後方エリアのファンは大喜びだった。「ステージが動いちゃいました!」とFB。そしてFBをフィーチャーした「スターダストメモリー」では、客席がブルーのライトで染まる。まるで観客も演出に参加しているような感覚だ。本編ラストではメンバーがメインステージに戻り、このツアーを象徴する『M.S.S.Panzer』で本編は終了。怒濤の展開で、本編はあっという間に感じられたが、盛り上がりはアンコールへ引き継がれる。

アンコールは重厚なロックバラード『Ghost』で幕を開けたが、ここでも驚きの演出が!なんと、ステージ下手からeoheohが、上手からはあろまがワイヤーに吊られ、華麗なフライングで登場!上下にフワフワと浮遊するふたりに観客も大興奮!宙を飛んだふたりは、なかなか気持ちがよかったとみえ、ステージに降りたeoheohは「もうちょっと曲を長くできなかったの?」と名残惜しそうだった。このあとも鉄板曲『ENMA DANCE』や『ReBirth』で一体感を作りだし、アンコールは大詰めへ。ここできっくんは長めのMCで感謝の思いをファンに語った。「今日は最高の舞台を俺たちに与えてくれてありがとうございます。MSSPのライブって、俺たちだけじゃなく、みんなと一緒に作り上げるものだと思ってました。今日はそれをすごく感じた気がします」やや感極まるきっくんだったが、「最後、さいたまスーパーアリーナ!ひとつになろうぜ!」と煽って大ラス曲『We are MSSP!』へ。メンバー、ファンには大事な1曲で、平成最後のMSSPのライブは無事に締めくくられた。終演後、恒例の記念撮影を終えると、4人は何度も客席に手を振り、感謝を伝えていく。じっくり時間をかけてステージを去っていったのが印象的だった。




ちょっぴり寂しさも漂いかけた瞬間、今後の予定がスクリーンでアナウンスされる。それは夏のファンミーティング公演“M.S.S Project Soul Meeting Tour 2019”の発表だった。全国を巡る全13公演で、またまた楽しいステージを見せてくれるだろう。“平成最後のたまアリアーティスト”となった彼らだが、令和の時代も快進撃は続きそうだ。異色の存在の彼らではあるが、“え?たまアリを大成功させちゃったの?誰それ?”と思った方々、今からでも遅くはない。ぜひともご注目を!


写真:竹中圭樹(D-CORD)
文:海江敦士

©2019 YUKE’S ©2019 D3 PUBLISHER


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