脇阪寿一、“世代交代”意識を強く持ち挑んだLGDA夏祭り2018にかける想い

ニュース 公開日:2018/08/17 10
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昨今の酷暑の中では比較的過ごしやすく、絶好のイベント日和という8月12日(日)。

お台場「MEGA WEB」(東京都江東区青海)ではスーパーGTレクサスチームのドライバーが自主的に開催する恒例のファン感謝祭「LGDA夏祭り 2018」が華々しく開催となった。


LGDAとはLEXUS GT Drivers Associationの略称で、「スーパーGT 500 クラス」に参戦するレクサスチームのドライバーで構成されるファンへの感謝を表現するためのイベント。

モータースポーツの発展およびファン層の拡⼤を⽬指す⾃主的な活動として、ミスターGT脇阪寿一終身名誉顧問と伊藤大輔会長が牽引する。


今回は来場者数も過去最高という盛り上がりとなり、イベント内容もキッズや家族連れが中心に楽しめるよう構成されているだけでなく、交通安全への啓蒙活動や緊急時救命活動への備えも盛んに行われるなど、自動車文化全体の底上げに一役買っている。


今年で13回目の開催を数え、すっかりお盆シーズンの恒例イベントとなったLGDA夏祭りだが、「最初は大変でした。それこそ最初のイベントでは参加してくれるドライバー全員から会費を募って、その会費で運営していたんです。」と脇阪寿一監督は語る。


現在では参加ドライバーやレースクイーンだけでなく、協賛企業も増え安定の運営がなされているが、過去には画期的な試みも。


「過去にはこのMEGA WEBに日産やホンダのドライバーも呼んだことがあるんです。もちろんこのMEGA WEBの中にGT-RもNSXも並べて。そんな試みも、ファンの子どもたちからこんな言葉があったからなんです。“お父さん予算大変だって、全部行くの。だから一つにまとめてくれないか”って。」


この子どもたちに対する思いやサービスの徹底が、イベントを長寿にするだけでなく、カルチャーの盛り上げと底上げに寄与するということを、脇阪監督は早い段階から肌で感じとっていたのではないだろうか。

昨今では様々なジャンルの恒例大型イベントで、深刻な高齢化が叫ばれているが、このLGDA夏祭りを始めとするモータースポーツイベントでは見事なまでの理想的人口ピラミッドが形成されているのだ。

この点について、やはり脇阪監督は当初から“世代交代”という意識を強くもち、開催に挑んでいるという。




「これまで一貫して“NO RACE, NO LIFE.”、“子どもたちの未来のために”という共通テーマを掲げています。そこに子どもたちが居続けてくれること、そんな子どもたちに対して魅力を発信し続けることが重要。そこは強く意識しています。」


「今回、20代の少年が僕のところに来てくれました。話を聞くと、その子は初回開催の2006年当時に子どもたちとして、レクサスキッズとしてここにいてくれた子だったんです。お母さんが家で作ってくれたレーシングスーツのレプリカを着てここにいた子だったんです。」


さらに、このような“世代交代”意識は、運営側となるドライバーたちの間にも浸透していくよう盤石の布陣が形成されているようだ。


「これから先、僕が居なくなってもドライバーが自主的にこのイベントを計画して、主催して、運営していけるような、我々の中での世代交代も意識しています。」


この言葉を体現するかのごとく、イベント最後の挨拶には自らマイクを持つ大嶋和也選手の姿が印象的で、LGDAの次世代を担うヒーローは着実に成長している。


“プロスポーツとして、ファンサービスをきっちりやりたいね”というところから2006年にスタートした「LGDA夏祭り」。

このイベントがモータースポーツ文化、そして自動車文化全体が走り続けるための重要な駆動パーツとなっていることは言うまでもない。

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