ドワンゴ × インフィニットループ、VR事業会社を設立

ニュース 公開日:2018/07/27 26
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日々目まぐるしいトレンドの変化が発生するインターネット界隈における新たな、そして大きな流れとなっているものが「バーチャルYouTuber」(以下VTuber)に代表される「バーチャルキャスト」だ。バーチャルキャストとはVR空間スタジオの中でキャラクターになりきり、リアルタイムにコミュニケーション出来るというサービス。

この流れを大胆に一新し、不動のものとすべくニコニコ動画を率いるドワンゴが7月27日、ニコファーレにて「ドワンゴのVR事業展開 記者発表会」を開催した。

同発表会ではバーチャルキャストへ新たに追加される大型機能である、投げ銭システム「ギフティング機能(Vギフト)」や、誰でもVTuberになれるスマホアプリ「カスタムキャスト」のリリース発表、そしてハイクオリティな3Dアニメキャラクターが無料作成できるVTuber支援サービス「Vカツ」が「バーチャルキャスト」とサービスの提携、さらに今後のVR事業展開を踏まえた、VR事業会社「株式会社バーチャルキャスト」の設立など続々と発表された。




そして、壇上の発表者は自らがバーチャルキャストとなり、バーチャル空間から「Vギフト」のデモンストレーションを披露。

「Vギフト」とは3Dアイテムを購入し、バーチャル空間に送る(差し入れする)ことが出来るシステムで、購入金の一部はクリエイター奨励プログラムのスコアに加算されるという事実上の投げ銭システムとなっている。まずは、バーチャルキャストでの実装となり、順次通常生放送にも今後送れるようになるとのこと。

この「Vギフト」はアイテムで遊べたり楽しめることが特徴となっており、「鮭」というVギフト項目が選択され画面上にVギフトが贈られると、まさかの活きが良い鮭が頭上からバタバタと降り注ぎ、ピチピチと跳ね回り会場を沸かせた。この降り注ぐ鮭はキャッチすることも可能で、そこから思い思いの方向へ投げ飛ばしたりすることも可能と、なかなかのカオスな画面で記者団を釘付けにしてくれた。

なお、このVギフトは8月1日より「実験放送」にて提供開始予定というだけでなく、本日(7月27日)20時より「Vギフト」実験放送が予定されているため、気になる方はニコニコポイントを先に購入して準備をしておくとVギフトが投げやすい。(※ 実験放送用のVギフト売上は西日本豪雨の災害支援へと寄付されます)

続く「カスタムキャスト」(8月下旬ローンチ予定)の発表では、「スマホで出来ないか」というユーザの声に答えるべく「株式会社S-court」と共同開発されたアプリであり、驚くほど簡単にVTuberを作って、さらに配信までがシームレスに出来てしまうというデモンストレーションが行われた。3Dキャラのカスタマイズシーンでは「胸の大きさ」調節機能に熱い視線が送られるという一幕も。

そして「Vカツ」。こちらもハイクオリティな3Dキャラが作れてしまうソフトなのだが、こちらはイケメン男性キャラの作成も可能とあり、ベータテスターを公募したところ、1週間で5000人超えの応募があるなど極めて注目度が高い。さらに商用利用もOKとあり、企業の参入も今後容易になりそうだ。

最後に発表された合弁会社「株式会社バーチャルキャスト」の理念については、『ちょっと間違った未来をつくる』既存の常識を持ち込まない世界、遊びとユーモアを交え新しい常識を作る、『脳汁の最大化(幸せな人を増やす)』『人類を5度くらいズレた方向に大きく進化させる!』といった魅力的な内容が語られた。そして、これらはまずは日本、そしてアジア圏へと広がり、世界展開を目指していくという。

この「バーチャルキャスト」の大きなうねり、しばらくは目の離せない嬉しい流れが続きそうだ。


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