脇阪寿一、レースリタイヤ後はキャンパーに「ここからはいかに24時間を観戦者として楽しむか」

ニュース 公開日:2018/06/12 50
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国内では十勝スーパー耐久第1戦として開催されていた24時間耐久から約10年ぶり、富士スピードウェイでの開催に至っては約50年ぶりという「ピレリ スーパー耐久シリーズ 2018 富士SUPER TEC 24時間レース」が6月2日(土)3日(日)、梅雨時とは思えない絶好のコンディションの中開催された。


このレースではST-TCRクラスAdenauの10号車Racingline PERFORMANCE GOLF TCRのステアリングを、ミスターGT脇阪寿一氏が握るということで大きな注目が。




レース開始より10号車は常に好ポジションをキープ。8時間経過時点では2ラップ差で首位を走る快走だったのだが…、11時間を迎えるころには13号車ENDLESS 86とクラッシュという不運に見舞われてしまった。


――まずは本当にお疲れ様です。

今回の富士スーパー耐久シリーズ第3戦富士スーパーテック24時間レースですが、国内では10年ぶり、富士スピードウェイに至っては50年ぶりの24時間レースとのことです。

運営陣の奮闘をどうご覧になりますか。


脇阪:

今回は多分24時間レースを開催すると言うよりも、これから日本にモータースポーツ文化を根付かせるため、関東近郊のレース場で24時間レースをこれからやり続けないといけないというような富士スピードウェイさんの構想や意思を強く感じます。

モータースポーツ文化を盛り上げたい僕らは最大の敬意を表したいと思いますし、どうやってご協力出来るのかということで挑んだレースですね。

今回成功することはもちろんですけど、未来にどう繋がるか。ファンの方々がそれぞれのライフスタイル、それぞれのやり方でレースを楽しむという手法を、どう今後に繋げられるかという実験であるような気もしています。


――脇阪寿一さん自身も久しぶりの24時間レースですが、この24時間レースならではの走り方や注意点色々あると思いますが少しお聞かせ下さい。




脇阪:

今回はAdenauという僕の後輩が経営するチームでフォルクスワーゲンに乗りました。

普段から扱っている車じゃないんで、どう注意しなければならなくて、どう走らせていけば24時間レースを戦えるのかというところは、僕自身に限って言うと手探りで走っていました。

それでも去年の10時間では優勝している車ですし、なんとか今回も優勝するぞという思いでいたんですけど、チームメイトのアクシデントもありまして、残念です。


――少し触れづらい話題ですが、今回のようなクラッシュやアクシデントの際、チームはどのような雰囲気なのでしょうか。


脇阪:

やっぱりまずは、赤旗レース中断になったんで、他の出場者にご迷惑をおかけしたことに対するお詫びの気持ちと、チームメイトの心配ですよね。それで、身体が大丈夫なことが確認された上でやってくる…、残念さ(笑)


――このような残念さの後、モチベーションの保ち方などどうされているのでしょうか。


脇阪:

とりあえずリタイヤですから、このレースに対するモチベーションはもう無いです。撤収作業もありますし、車も壊れてますから。これをどう修理するかというマネージメントをチームは考えなければいけません。

僕としては今年1年のスケジュール見ても今日のように日曜日にこんなに自由に出来る時間はないんで、皆んながレースをしている横でね、仕事でもなくこうやってのんびり仲間たちと居られるというのはありがたいですから、自分としては参加者から観戦者に気持ちを切り替えました。

ここからはいかに24時間を観戦者として楽しむか。楽しむことで「もっとこうして欲しい」「ああして欲しい」ということを感じ取り、それを富士スピードウェイの原口社長や皆様に改善点として報告することでお役に立てるようにしたいと思います。




――ファンはこの久しぶりに国内開催となった24時間レース、非常に楽しんでおります。富士スピードウェイ原口社長に今後の開催への思いなどございましたら。


脇阪:

24時間はこのままやっていただきたいですし、スーパーGTと比べたら少ないと感じるかもしれませんが、スーパー耐久にこれだけ人が入って頂けるってことまず無いですから。

それはただ単なるレースの観戦だけでなく、キャンプをしたり色んな箇所の開放があって、それぞれが自分にあったライフスタイルで楽しめるというものが提供されたからだと思うので、それは本当に感謝です。今後もよりクオリティを上げてやって頂きたいなと思います。

なにより未来に向けてこういう24時間レースを続けて頂ければ、我々も協力できることは何なりとさせて頂きたいと思っています。


――ありがとうございました。


脇阪:

ありがとうございました。


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