桃原美奈の深いチーム愛は「お母さんみたいな気持ち」

ニュース 公開日:2018/06/12 77
この記事を
クリップ

――その後もレースとは関わりを持ち続けるわけですが、どのような経緯で?


桃原:

レースクイーンは辞めようとは思ったけど、レースの仕事はしたいしどうしようと思った時に、オートスポーツWebナビゲーターのお話を頂いて。今度はメディア側、取材する側としてサーキットに来ることになったんです。けど、そこで見方が変わって。

一つのチームを応援できないじゃないですか(笑)

その時、気持ちというか熱さが半減しちゃって。集中して熱を注ぐことが出来なくなっちゃった時に、やっぱり昔思ったチームの中に入る仕事がしたいって考えていたら、幸運にもLEXUS TEAM ZENT CERUMOがマネージャーを探していて「誰かやれないですか?」ってお話がちょうどあって。全部私、運が良いんです。


――やっぱり桃原さんには「部活好き」が根幹にあるのかもしれませんね。そして10年越しの夢がかなったマネージャーですが大変じゃないですか?




桃原:

実際、マネージャーさんを見ていても、座ってるタイミングが無いんです。ずっと走り回っていて。すごく大変そうだなということはイメージ出来ていたんですけど、やってみると、私の心配性が拍車をかける形になってしまって。

マネージャーの仕事ってドライバーのことはもちろん、ドライバーだけではなくチームスタッフ全員のお世話をしたり、チーム全員が泊まるホテルの手配だったり。サーキットに行ったらまたやることがたくさんあるんですけど。

例えば、ホテルを取るのでも皆がストレスの無いように、「なるべく近いところがいいだろうな」とか「このホテルが好きだから」とか。

気にすればするほど大変なんですけど、性格的に気にしちゃうので(笑)


――少し聞いているだけでもかなり大変そうなお仕事ですね。お休みは取れていますか?


桃原:

レースが近くなると休んでる暇がないくらいで、走り回ってますね。レースに対する思いが強いんですよ。

最近すごく感じているのは、レースって色んな車が何台も走ってるじゃないですか、でも車がただ早いだけじゃダメだし、ドライバーのテクニックだけでもダメだし、メカニックのピット作業も早くなくちゃいけないし、その時の気温だったり、状況とか運とか、すごく色んな要素が合わさらないと勝つのって難しいんですよね。簡単に勝てないんだなと思えば思うほど全部が愛おしくなる(笑)

みんな年上なんだけど、なんかお母さんみたいな気持ち(笑)

大変だけどやりがいがあるし、愛がないと出来ないんだなって


――ここまで愛情が持てるなんて素晴らしいですね!では最後になりますが、当初の桃原さんのように何も知らずにサーキットに来た女性が、レースにのめり込めるポイントなどあれば教えて下さい。


桃原:

私はもう完璧に好きなので、なんでこれ見て好きにならないの!?って思っちゃうくらい(笑)

でも、知らないで入ってくると、ただ車が走ってるの眺めても、よくわからないじゃないですか。何クラスもあって、メーカーも色々あって。

例えば、お気に入りのドライバーさんを見つけてみるとか、タイヤ交換作業を見てみたりすると何かが変わるかもしれません。

やっぱり人が運転して、人が作っているものなので、人に焦点を合わせて見てみると、情熱が感じてもらえるんじゃないかと思います。レースは人が作っているので。


――素晴らしい回答ありがとうございました!


桃原:

こちらこそありがとうございました。

2/2ページ

この記事の画像一覧 (全 3件)