脇阪寿一「レースクイーンがなくなったら辞めます!」発言の裏にあるモータスポーツ愛

ニュース 公開日:2018/04/11 119
この記事を
クリップ

――脇阪さんの言動からは「モータースポーツをビッグビジネスに」という思いが伝わってくるような気がしますが、やはり「ビジネス」は意識されているのでしょうか。


脇阪氏:

「ビジネス」ってお金儲けだと思ってる方、多いと思うんですけど、今全世界がこの「ビジネス」を履き違えているんじゃないかなと僕は思うんですね。

例えば、パン屋さんを開く時、「よし、お金儲けするぞ!」って言う人なかなかいないと思うんですよ。美味しいパンを作ってお客さんに笑顔になってもらいたい。その笑顔に対してお金払ってもらって、そのお金でまた材料が買えて。そうすれば材料屋さんだってパンを買いに来てくれるかもしれない。

今は一時的にそういったお金の流れせき止めて、貯めている人が凄いって言われるじゃないですか。そうじゃなくて、世の中の人をどれだけハッピーにしているか、世の中をハッピーにすることでお金が稼げているか。僕はこれがビジネスなんだと思っています。


先程申し上げたような「自分が何割持っていけるか選手権」ではなく、「どれだけハッピーに出来たか選手権」をやらなければいけないんだと思っています。


――脇阪さんの活動もあり、昨今のモータースポーツ人気の盛り上がりは大変なものですが、肌で感じることはありますか。


脇阪氏:

レース場には親子連れどころか親子三世代で来てくれる方々がいて、子どもたちが「寿一だ!寿一だ!」って来てくれるわけですよ。そこである人に言われたことがあるんです。


「お前、寿一って呼び捨てにされてる意味わかるか?」って。


それに「生意気ですよね」って答えたら怒られまして、「お前、子どもの頃に見てたゴレンジャーで“アカレンジャーさん”“アオレンジャーさん”って言ってたか?子どもたちがお前を呼び捨てで指差すのは、そういう意味だって理解しなさい」と。

そこから責任感が生まれました。


スポーツでもレースでも有名選手が子どもたちに応援してもらって手を振るじゃないですか、夢や希望を与えるために。

これは「手を振ってあげているのか」「手を振ってしまっているのか」考えた時、自分の場合は手を振ってしまっている。

手を振ってしまった者の責任として、彼らがそこで夢を抱いて将来レース界に入って来た時、今よりもっといい業界に出来るよう努力を惜しんではならないんだなと感じています。

2/3ページ

この記事の画像一覧 (全 6件)