劇団4ドル50セント 秋元康氏「何が何だかんだよくわからないのが良かった」

ニュース 公開日:2018/02/09 2
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これまでに数々の社会現象を巻き起こしてきた名プロデューサー秋元康氏が、アイドルの次に手がけるとして話題沸騰の劇団4ドル50セント

これまでにYouTubeを駆使した破天荒オーディションの開催などで幾度となく注目を集めていたため、既にご存じの方も多いかとは思うが、そんな劇団4ドル50セントの旗揚げ本公演「新しき国」が2月8日(木)紀伊国屋ホール(東京都新宿区)にて上演された。



この「新しき国」は、東京から4時間ほど離れた過疎化の進む街のシャッター商店街店主たちが新しい価値観を創造していこうという実に社会性豊かなテーマ。この街に夢破れて訪れたミュージカル女優が地域の人達と、そして同じくこの地にたどり着いた者たちと心を通わせ、街全体に降りかかる大きな流れに立ち向かうというストーリー。ここに秋元康氏プロデュースならではの“ガチ要素”や“トンデモ演出”が加わるということで、これまでに誰も見たことがないであろう魅惑の世界が広がるという寸法だ。

序盤からストーリーや台詞のやり取りだけでも十二分に惹きつけられるのだが、中盤に全員で取り組む“ガチ”大縄跳びでは、規定回数を全員が飛びきらなければ話が前に進まないということで客席も思わず手に汗を握ってしまう。さらに、後半には総量約1トンという水で実際にステージ上へと豪雨を降らせ、その中でスリリングかつ涙あふれるパフォーマンスが繰り広げられるという演出は圧巻。

そして言及はできないのだが、劇中に謎めいていた全ての伏線を一気に回収するという、予想を遥かに上回る驚きのエンディングへと繋がっていく――。

旗揚げ公演初日から脅威の完成度とパフォーマンスを見せた劇団4ドル50セント「新しき国」。これまで演劇に触れる機会の少なかった方だけではなく、昨今のSHOWや観劇にある種の限界を感じていた方にこそオススメしたい。


<秋元康氏コメント>
初日とても良かった。
何より、何が何だかんだよくわからないのが良かった。
みんな一言目に、雨がすごかったですねと言われた。
みんなの熱量は伝わっていると思う。色んな課題があるけど、
何かよくわからないものほど、エネルギーがある。
今日からスタートする。
人間でもそうだけど、簡単に説明できる人はつまらない。
この劇団はよくわからないから可能性がある。
まだスタートラインにたったばかり。ずっと興味をもってもらうようにしなきゃいけない。


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