錦戸亮 木村文乃から“衝撃”の告白を受け「恥ずかしい!」と赤面

ニュース 公開日:2017/12/14 10
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漫画家・山上たつひこといがらしみきおがタッグを組み、2014年文化庁メディア芸術祭優秀賞を受賞した同名傑作コミックを、映画「紙の月」、「桐島、部活やめるってよ」の吉田大八監督が映画化した「羊の木」。来年2月3日の全国公開を前に、12月13日に東京・読売ホールにて完成披露試写会が行われ、主演の錦戸亮、共演の木村文乃、優香、市川実日子、水澤紳吾、田中泯、松田龍平、吉田大八監督が参加した。





元受刑者の受け入れ担当となった市役所職員・月末一役の錦戸は「僕自身は役として翻弄されてやろうと思って臨みました。でも撮影地の富山に行く電車の中も気持ち的にしんどかったです。だから東京に帰れるときは“よっしゃ!”と思った」と難役チャレンジの心境を打ち明け「観客の皆さんが映画を見た上で改めてお話したい。役柄上僕目線で見る方が多いと思うので、ナビゲーターのように捉えてほしい」とアピール。

魚深の町に帰郷した月末の同級生・石田文役の木村は「吉田監督とお会いした時から(劇中で演奏する)ギターのことを言われていたので、撮影はちゃんと弾かなければ!とそこに向けてやっていました。プロの方のポジションを奪って弾くくらいに!」と気合をうかがわせ、「都会に馴染めず、かといって田舎にもなじめない役柄の気持ちはわかる。気負うことなく監督の演出通りにやっていこうと思った」と自身の役に共感を寄せた。

元受刑者で隙のある介護士役の優香は「色気も、むき出しにするのではなく、ついつい出てしまう色気の生々しさを大切に演じました。難しかったけれど、監督のお陰で終えられました」とニッコリ。極度の人見知りの役という市川は「死骸を見つける役でもあって、コミュニケーションを取るのは錦戸さんか死骸か…。死骸は苦手だけど頑張りました」と本編を見ていない観客に向けて謎過ぎる説明で客席をざわつかせると、錦戸も「情報ゼロのところに死骸というワードが出たからねぇ」と苦笑いだった。

一方、元受刑者で宅配業者・宮腰一郎役の松田は「何も考えず、撮影しながら」と説明すると、錦戸も「空気を探りながらですね」と同調し、初共演のお互いの印象について「お仕事も、会うのも初。歳は松田さんが1コ上なので、探り探り。ちょっとずつ喋って、セリフを交わして、何度か飲みにも行きました。今は緊張しませんが、撮影当初は緊張していました」と打ち明けると、松田も「僕も緊張していて、探りながら。映画の中でも冒頭のシーンではその戸惑いがいい感じに出ている」と初共演の感想を口にした。

そんな中、木村が「すごく不思議な空気感で、3人が顔を合わせるシーンは探り探りでした。でも松田さんが突然台本にない小躍りを初めて、それが可愛かった。あれは台本になかったですよね?」と松田のアドリブを回想すると、松田は「小躍りって…台本に書かれていても戸惑いますよね?」と照れ、錦戸も「確かに小躍りって書かれたら、まず辞書で調べるわ!」と笑わせた。

また映画の内容にちなんで「衝撃を受けたこと」を聞かれた錦戸は、「この映画が釜山国際映画祭でキム・ジソク賞を受賞したことに衝撃を受けた。その衝撃がどんどん広がってほしいし、観客の反応が僕たちに衝撃を与えるくらいに、この映画が一人歩きしてくれればいい」と上手に作品をPR。

その次に返答の指名を受けた木村は、「私の衝撃は、錦戸さんにまつわること」とファンの期待をあおると「凄く長い“福白髪”がある!」と錦戸の右側の顎に生えている長い白髪の存在を指摘。当の錦戸は「え?何それ?毛が生えてるの?抜いて!気持ち悪い!嘘!?」と初めてその存在に気付いた様子。「恥ずかしい!」と福白髪を必死に抜こうとして「切れただけでまだ抜いてません。バレへんように後で抜きます!」と赤面していた。

続いて指名された優香は、木村と錦戸のやりとりに「これ以上の衝撃はないよ!」と思わず突っ込みつつも、共演者の松尾諭に言及。現在42歳の松尾が33歳の錦戸と同級生の役を演じたことについて「衝撃を受けました」とコメントし、「びっくりしていたんですけど、映画を観たら同級生に見えなくもなかった」と苦し紛れにフォローし会場を沸かせていた。

市川は、撮影中なかなか1回でOKを出さないという吉田監督について「一発でOKが出た時の衝撃といったら!」と興奮気味にコメント。これには錦戸も強くうなずきながら、「“大丈夫!?”って思った!」と共感している様子。肝心の監督は、「僕は1回1回覚えていない」としながらも、「本当にOKだったんだと思いますよ、時間切れとかじゃなくて!」と会場を笑わせていた。

水澤は錦戸との車中シーンを挙げ、「錦戸さんと僕が運転席と助手席という密な空間にいるという衝撃。そんなところでオナラはできませんよ!それを我慢していたという僕の思い出です」と告白。「もしかして僕がいたときにオナラした?」と驚く錦戸に水澤は「窓が開いたときに、ス~ってしました」となぜか嬉しそうで、錦戸から「何を言っているの!?」とお叱りを受けていた。

一方、クリーニング店を営む元受刑者役の田中は、役柄への強い共感ゆえに「自分の役も含めて、この映画はまだ僕の中で終わっていない。もぞもぞと気持ちの中で引きずっていて、終わった!終わった!と言えない初めての映画。それが僕にとっての衝撃」と作品への思い入れを口にした。

同じ質問を振られた松田は、「実は、このコーナーでは驚愕のエピソードを用意してもらえているんだと思った。そうしたら、聞くのではなく自分で言うということを今知って…衝撃を受けました」と天然ぶりを見せ、錦戸から「それでいいと思います。今この状況に衝撃を受けているわけですから、何も思いつかないはずです!」とフォローされていた。

最後に観客に向けて、吉田監督が「田舎町に犯罪者が移住してくるという設定の強さ、面白さ。その原作の持つパワーは半端なものではないので、映画として負けないパワーを出すにはどうすればいいのか?と試行錯誤して製作までに2年かかった」と舞台裏を明かすと、錦戸も「本編を数回は観たけれど、整理できない部分があって、なんとも言いようのない感情があった。皆さんにとっても、色々な後味があると思う。それは甘いかもしれないし、苦いかもしれない。その味を隣で観ている友達と確かめ合ったら、きっといい友達になれるはず。真っ白な気持ちで見てください。何色にも染まれると思います」とメッセージを送った。

© 2018『羊の木』製作委員会 ©山上たつひこ、いがらしみきお/講談社

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