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超特急、新体制で強い決意「最強の超特急ができる」アルバム&ツアー開催も発表

音楽 公開日:2022/12/26 2
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新メンバーオーディション『超特急募』で選出された4人を8月に迎え、9人組の新体制となったダンス&ボーカルグループの超特急が、12月24日に国立代々木競技場 第一体育館、結成記念日となる翌25日に大阪城ホールでアリーナツアー『新世界 -NEW WORLD-』を開催した。

【ライブ写真】超特急ツアー『新世界 -NEW WORLD-』



9人となって初のワンマンライブということで、既存曲もすべてフォーメーションが組み替えられたうえに、優美な音色を奏でるストリングス隊との共演など新鮮な演出がてんこ盛り。新旧の楽曲をバランスよく織り交ぜたメニューでレベルも幅も格段にアップしたステージを見せ、24日には新体制初のアルバムリリース、25日には来年春の全国ツアーも発表し、詰めかけた8号車(超特急ファンの呼称)の前で新たな歴史の1ページを開いてみせた。



舞台上に設置された3面張りの巨大LEDモニターに5本、さらに4本の黒いバーが現れ、それぞれが枕木となってレールを円形に形作ると、漆黒のマントを目深にかぶった謎の男たちが次々と口元に笑みを浮かべるというモノクロームの映像が。メンバー紹介を兼ねていた従来のカラフルなオープニング映像とはまるで異なる、妖しくもデンジャラスな世界観で8号車に息を呑ませた次の瞬間、上昇するモニターの向こうから映像と同じ姿の男たちが前へと進み出る。そして記念すべき新体制初ワンマンを幕開けたのは『Re-TRAIN』。2012年に発表されたデビュー曲『TRAIN』に新しい命が吹き込まれ、9人仕様で生まれ変わったナンバーのイントロが一瞬ブレイクすると、マントを脱ぎ捨ててカメラを見据えた9人のアップがモニターに並び、特効の火花が新たな旅立ちの祝砲をあげる。


7号車のタカシ&新メンバーの11号車シューヤという不動のツインボーカルがステージ後方で仁王立ちし、朗々と歌声を掛け合わせる前で7人のダンサーがハードに踊るという構図は、史上初のメインダンサー&バックボーカルグループとして誕生した彼らが求めてきた本来の形。4号車タクヤがプロデュースしたイメージカラーのセットアップをそれぞれまとう姿も鮮やかで、ステージの下手で5号車ユーキが、上手で新メンバーの13号車アロハがバク転するという新体制ならではのダイナミックなパフォーマンスに、初っ端から度肝を抜かれてしまう。


一転、オルゴール音から始まった『Fantasy Love Train~君の元までつながるRail~』は、冬のアリーナツアーでも何度となく披露されてきた思い出深い楽曲で、歌とダンスの役割分担が明確にされたことにより、さらに端正な美しさが際立つ結果に。おまけに華やかにベルが鳴るクリスマスバージョンの『My Buddy』では、なんと5台のトロッコに分乗してアリーナとスタンド客席のど真ん中を最後方までくまなく一周。スタンドで「シューヤはMy Buddy」とタカシが歌えば、アリーナから「タカシはMy Buddy!」とシューヤが返して、メンバー9人+8号車色のピンクと合計10色のペンライトが輝く場内に新生超特急をお披露目していく。


そして「俺たちと8号車で最高の日にしようぜ!」(カイ)となだれ込んだ『Burn!』ではバッテンダンスの嵐を巻き起こし、クライマックスの大サビはメンバー9人全員で大合唱。パワーアップしたNEW超特急を観る者に叩きつけ、トドメとばかり銀河や雲海など壮大な映像をバックに届けたのは、12月18日に配信リリースされたばかりの最新曲『NEW WORLD』だ。今回のライブタイトルと同名の、いわばテーマソングとも言える本作は、力強いビートとタフなパフォーマンスが見どころで、そのリリックを借りるならば“風を切って、共に走り、理想の世界へ8号車を連れていくのだ”というメッセージがキモ。それは今、新たなスタート地点に立った超特急の確かな決意表明であるに違いない。


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